倉敷マスカットスタジアムで行われた広島東洋カープと東北楽天ゴールデンイーグルスのオープン戦で、広島のドラフト1位ルーキー・平川蓮外野手(21=仙台大)が、12球団のルーキー選手で一番乗りとなるオープン戦第1号本塁打を放った。2月18日の練習試合では左打席で対外試合初アーチを放っており、今回は右打席での一発。対外試合はこれで7試合連続安打となり、両打ちの大型スラッガーが長打力不足の打線に新風を吹き込んでいる。
右打席から右中間最深部へ「まさか行くとは」の同点弾
見せ場は1点を追う9回無死の第4打席にやってきた。マウンドには楽天の左腕・藤井投手。カウント2-1から外角高めの直球を右打席で強振すると、打球は中堅122メートルと広い倉敷の右中間最深部へ吸い込まれた。貴重な同点ソロ本塁打だ。
「まさか行くとは思っていなかったけど、行きましたね。自分はあそこのラインが結構飛ぶ。打撃練習は逆方向を意識しているので、練習通りできた(スポニチ)。」と、自画自賛の一発。
この一撃に、新井貴浩監督も「右打ちであそこへ入れるのは難しいし、あまり見ない(スポニチ)。」と目を丸くして絶賛した。
先輩・佐々木泰の“プロ1号”に「めっちゃ燃えました」
快音の裏には、尊敬する先輩からの強烈な刺激があった。前日27日に行われた侍ジャパンの壮行試合で、サポートメンバーとして出場した1学年上の佐々木泰選手がホームランを放った。
平川選手はテレビ観戦しながらその画像を自身のSNSにアップし「えっぐい」と驚嘆。「めっちゃ燃えた。泰さんが打ったので、打ちたいなと思っていたら打てた(スポニチ)。」と話し、キャンプで強く振ることを学んだ1年先輩の活躍に触発され、自らも最高の結果を出してみせた。
練習試合のロッテ戦では左打席で、そして今回は右打席で本塁打を記録。「両打席で長打が出るのが売り。自分みたいにパワーのあるスイッチヒッターはほぼいないので、いいアピールができたと思う(スポニチ)。」と胸を張る21歳。2月の対外試合7戦すべてで安打を放つ絶好調のルーキーが、開幕スタメンへ向けて猛スピードでアピールを続けている。
若鯉の1イニング3発!「パワーあるスイッチ」を猛アピール
平川選手の同点弾の前後には、佐藤啓介選手(24)が追撃のソロ、二俣翔一選手(23)が勝ち越しの2ランを放ち、若鯉たちによる「1イニング3発」の競演で逆転勝ちを収めた。昨季リーグワーストの71本塁打に終わった広島にとって、長打力不足解消の希望を抱かせる猛攻となった。
平川蓮 プロフィール
- 氏名: 平川 蓮(ひらかわ・れん)
- 所属: 広島東洋カープ(ドラフト1位)
- 出身: 北海道札幌市(札幌国際情報高校-仙台大学)
- ポジション: 外野手
- 投打: 右投両打
- 身長・体重: 187cm、93kg
- 主な特徴や実績: 左右両打席から長打を放てるスケールの大きなスイッチヒッター。12球団新人最速で対外試合1号、オープン戦1号を記録。









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