中日、又吉克樹選手が4000万円で契約更改

中日ルーキーニュース

 中日のドラフト2位ルーキー・又吉克樹選手は年俸4000万円で契約更改し、ルーキーの中で昇給率NO1となった。

2013年新人の中で

 又吉克樹選手はドラフト2位指名ではあったが、年俸は840万円とやや抑え気味の年俸であった(社会人出身のドラフト2位ならば1200万円前後が多い)。しかし又吉投手は67試合に登板し9勝1敗2セーブ、24ホールドという抜群の成績を残し、新人王の候補にもなる活躍を見せた。

 新人王は先発で10勝をした大瀬良大地投手が獲得したが、年俸では大瀬良投手を500万円上回りセリーグではトップ、また昇給率では福岡ソフトバンクで同じくリリーフとして活躍した森唯斗投手を上回る376%の上昇となった。

選手名 球団 2014年俸(万円) 2015年俸(万円) 昇給率
又吉克樹 中日 840 4000 376%
森唯斗  福岡ソフトバンク 1200  4800 300% 
三上朋也  横浜DeNA 950  3200 237%
秋吉亮  東京ヤクルト 1200  3200 167%
浦野博司  北海道日本ハム 940  2400 155% 
祖父江大輔  中日 1200  3000 150%
石川歩  千葉ロッテ 1500  3700 147%
大瀬良大地  広島 1500  3500  133%
西宮悠介 東北楽天 1000 2300 130%

 

 又吉投手は沖縄の西原高校から環太平洋大に進み、四国アイランドリーグの香川オリーブガイナーズでプレーしていた。月収は12万円で手取りは6万円しかなかったが、来年の月収に換算すると333万円、2年で30倍近くに跳ね上がった。

 しかし又吉選手は「自分の体にお金をかける。食事や体の手入れ、長く野球をやるためにかけるお金だと思っている」とあくまで野球をするために使う事を口にした。

 

 昇給率は376%で今年の新人の中で堂々のトップ。12球団全ての選手を合わせても、ヤクルト・雄平の380%に次ぐ、今オフ2位のアップ率だ。ニックネームの「ルパン」を意識したファッションで会見に臨んだ右腕は「感無量。チームのためにもっともっといい投手になりたいという気持ちになった」と喜んだ。

 昨年在籍した四国IL・香川時代は月給12万円。手取りは6万円で、食費や光熱費などを払うとほとんど手元に残らなかったという。来年は月給ベースで30倍近くに跳ね上がるが「自分の体にお金をかける。食事や体の手入れ。長く野球生活を送るためのお金だと思っている」と、浮つくことなく自己投資を宣言した。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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