中日ドラフト2位・浜田智博投手の投球に、他球団スコアラー警戒

中日ルーキーニュース

 中日のドラフト2位・浜田智博投手が初のフリー打撃に登板すると、その投球スタイルに他球団のスコアラーも警戒感を示した。

最速133km/hが速く見える

 浜田智博投手はこの日、全てストレートで51球を投げたが最速は133km/h、しかし39スイングでヒット性の当たりは8本に抑えた。打席にたった福田選手は、「140キロくらいに感じた。タイミングが取りづらい」と話した。

 浜田投手は宮崎工業高校でも3年時のセンバツ大会で2安打8奪三振完封勝利を挙げ、さらに広陵高校を相手に8回まで無失点の好投を見せ、有原航平投手と互角に投げ合っていた。大学でも最速は144km/hだが130km/h後半の速球を軸に変化球を織り交ぜた投球で春は5勝0敗を記録している。

 タイミングを取りづらいのは、投球フォームも関係している。モーションに入ると両手を高く挙げ、そのままテイクバックを取らずに投げてくる。プロ野球でも何人かはいるものの、打者は合わせるのに苦労しそうだ。

 

巨人スコアラー警戒

 このピッチングを見た巨人の樽見スコアラーは、「ウチには左の強打者がいる。抑えておかないと。変化球が決まってくると難しいね」と話した。この日はストレートのみだったが、浜田投手のフォークボールはキレ味があり、キレのあるストレートとの相性抜群だ。

 コントロールも悪くないが、球速の割には力で押してくるピッチングをするのも特徴で、打者はそのギャップにも面食らうだろう。楽しみな投手だ。

 

視察した巨人・樽見スコアラーは「ウチには左の強打者がいる。(情報を)抑えておかないと。変化球が決まってくると難しいね」と、阿部、アンダーソンらが手を焼きそうな変則左腕への徹底マークを宣言した。

 両手を高く上げてテイクバックを取らない“バンザイ投法”で幻惑した。「球の回転を意識して、コースにしっかり投げられた」とルーキーは笑顔。この日の最速は133キロながら「140キロくらいに感じた。タイミングが取りづらい」と福田。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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