中日3位ルーキー・辻本倫太郎選手、目で球団歴代トップ

中日ルーキーニュース

中日のドラフト3位ルーキー・辻本倫太郎選手は、遠近感や立体感を判断する「深視力」で球団歴代トップの数値を記録した。内野ゴロへの対応などの上手さが光る。

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誤差0ミリ

中日では1月に視力検査を実施しており、今年が21回目となるという。深視力の検査は、直方体の機器の中に3本の棒を立てて、真ん中の棒が左右2本の棒と横一列に並んだ時にボタンを押す方法で計測されるが、通常は誤差2センチまでで合格という所を、ドラフト3位ルーキーの辻本倫太郎選手は3回検査して3度とも誤差0センチで止めたという。

これには検査を担当したキクチメガネのエキスパート・渡辺氏も「ボールとの距離感について、目で見た感覚と体の感覚がばっちり合っている。3回全部なんて見たことない」と驚きを隠せなかった。

ゴロがフライなど打球に合わせるために、目は非常に重要で、また打撃でもボール球の見極めなどにも深視力は一役買うという。遊撃手としてゴロへの対応が評価される辻本選手の能力の一端が見えたが、「打率というよりは出塁率が大事。四球を取るのは自信がある」と打撃でもこの能力を活かして出塁を増やすと話した。

目については、DeNAの関根外野手もSNSでトレーニングの模様を公開するなど、重要性が認識されている。ベテランになって成績が落ちていく理由の一つに「目」の力の衰えがあるとも言われ、筋力などとともに重要なセンサー機能についても、その力を磨くこと、そして長く持たせるようにすることなどの大切さがさらに広がって行くのではないかと思う。

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