巨人ルーキー、岡本和真選手、高木勇人投手も結果残す、サバイバルに

巨人ルーキーニュース

 昨年は小林誠司捕手が1軍でプレーしたものの若手の台頭が少なく、セリーグで優勝をしたものの原監督も不満を口にしていたが、今年は良い競い合いが行われ始めた。

若手の台頭期待

 この日は1軍、2軍で紅白戦が行われ、1軍紅白戦ではドラフト3位ルーキーの高木勇人投手が2回を投げて2安打無失点とまずまずのピッチングを見せた。5回は2安打を、6回は連続四球と内容的にはまだまだで、阿部選手にインコースのストレートで三振を奪いに行ったもののカットされ、「決めにいった球。社会人であれば、詰まるか、見逃し三振という球だった」と話し、社会人との違いを感じていた。

 ただし社会人時代も実戦経験が多く、粘りのピッチングにも定評がある。内容はともかく2回無失点という結果でプラスに進んでいく。

 また2軍ではドラフト1位の岡本和真選手が紅白戦に臨み、初打席でピッチャー強襲の内野安打を記録した。守備では飛球を落とし(結果は内野ゴロ)、反省も見せる。守備は不安な所があるものの、いまはまだ怖がる時ではない。思い切りバットを振って走ってプレーして欲しい。

 ドラフト2位の戸根千明投手は今日の1軍紅白戦に登板する予定となっており、他にも一昨年のドラフト3位・田口麗斗投手、2011年にドラフト1位・松本竜也投手も登板するという。若手投手陣に競争が生まれてきつつある。

 

メインは生え抜き

 巨人はFAや外国人補強で大物が加入する流れがあった。2013年も大竹投手や片岡選手が加入、2011年にも杉内投手や村田選手が加入している。

 しかし投手では菅野智之投手や内海投手、野手では阿部選手に長野選手や坂本選手と、生え抜きが軸である印象が強く、これらの選手が調子を落とすとチーム状態に影響を及ぼす。

 昨年も相川捕手や金城選手がFAで移籍してきているが、生え抜きの若手が台頭が巨人というチームを作りだす。期待したい。

 6回1死で迎えた阿部との初対戦。カウント1ボール2ストライクから投げたこん身の内角直球が簡単にカットされた。「決めにいった球。社会人であれば、詰まるか、見逃し三振という球だった」。その後、3球続けて微妙なコースを見切られての四球。「プロはすごいと実感した」と脱帽した。

 

 追い込まれても、スタイルは変えなかった。岡本は三振を恐れず、思い切りバットを振った。高いバウンドのゴロを投手・成瀬が三塁方向にはじく。その間に悠々と一塁ベースを駆け抜けた。プロ初打席で初安打。決していい当たりではなく「ただのピッチャーゴロです。ヒットとは思っていません」と表情を変えなかったが、デビュー戦でいきなり結果を残した。

 ポスト山口の期待がかかる戸根が、ついにベールを脱ぐ。この日はランニングなどを行い「自分のできることをしっかりとやっていきたいです」と力を込めた。キャッチボールなどで最終調整した田口は「打者に向かっていくのが自分の持ち味です。しっかりと抑えていきたいです」と言い切った。

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