千葉ロッテのドラフト1位、石川歩投手が2回1安打3奪三振、147km/h記録

千葉ロッテルーキーニュース

 千葉ロッテは連日の紅白戦を行い、昨年のドラフト1位・石川歩投手が先発した。石川投手は2イニング、打者7人に対し1安打3奪三振、インコースを147km/hのストレートでえぐり、監督以下視察した関係者をあっと言わせた。

 

既に147km/hマーク

 石川歩投手は東京ガスで3年目となった昨年、2年目でプロ入りすることができなかった事から本気を出すと、1年間で巨人、千葉ロッテがドラフト1位で競合するまで評価を上げた投手。その後、母校に訪問した時も「甲子園は無理だと思った」というように、マイペースな性格を前面に出し周囲を不安にさせていた。

 キャンプでもスロー調整を行うかと思われたが、この時期に早くも147km/hを記録するなど早いペースで仕上がっているようで、周囲を安心させるとともに、アッと言わせる投球を見せた。

 ややインステップ気味に右打者に向かっていく形で踏み出して、小さいテイクバックでいきなり球が投げられるような感じで、しかも縦回転の多いキレの良い球を投げる。伊東監督も「実戦向き。かなり期待できる」と話した後で、他球団の警戒を高めることを恐れて「たいしたことなかったって書いておいてください。隠しておきたい」と本音を口にした。

 社会人時代はリリーフなど短いイニングで力のある球を投げていた石川投手。先発候補としてこれから長いイニングを投げていく。そこで先発として成長をしているかを確認したい。さすがドラフト1位競合選手だ。

 

 初回2死一塁で4番今江を外角低めの直球で見逃し三振に仕留める。即戦力右腕が、ベールを脱いだ瞬間だった。紅組の先発として実戦初登板したロッテのドラフト1位・石川(東京ガス)が、2回を投げて打者7人に対して1安打。3三振を奪う圧巻のデビューを飾った。

 「緊張はしなかったけど、力が入った。納得いったのは2、3球ですね。でも直球とスライダーは良かった」

ロッテ1位石川147キロ超回転ストレート - ニッカンスポーツ・コム:2014/2/14

 強い回転力を生むのに大事なのは何なのか。石川は「とにかく腕を振ろうと思った」と言う。大松への6球目。胸元をえぐった球は147キロを計測した。鋭い腕の振りと、独特のリリース感覚。回転力あふれる速球は、そこから生まれる。川崎投手コーチは「まだまだ2、3キロ速くなる」と、さらなる進化の可能性を示唆した。

 この日の投球内容に石川は「納得いくボールは3球ぐらい」と厳しい自己判定を下した。だが、周囲の評価はグンと高まった。伊東監督は「たいしたことなかったって書いておいてください。隠しておきたい」とまで言った。最高の評価だといえる。

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