千葉ロッテの新人合同自主トレでは、ドラフト2位ルーキー・毛利海大投手(22=明大)が初めて捕手を座らせてブルペン投球を行った。同期の冨士隼斗投手と田中大聖投手の社会人出身剛腕投手が全開投球を見せる中、「自分を見失わないように」とマイペース調整を貫く左腕は、1軍キャンプで先輩・小島和哉投手への弟子入りを熱望した。
同期は155キロ&161キロ、それでも「崩れない」
この日のブルペンは壮観だった。ドラフト2位の毛利海大投手の隣では、ドラフト4位・冨士隼斗投手(日本通運、最速155キロ)と、同7位・田中大聖投手(Honda鈴鹿、最速161キロ)が剛速球を投げ込んでいた。しかし、毛利投手は動じない。「つられて上げちゃうと多分、崩れてしまうと思う(スポニチ)。」と、周囲のペースに惑わされることなく、自身の投球に集中した。
直球を中心に20球。カーブ、ツーシーム、スライダーも交え、「初めて座らせたにしては、いい感じで投げられた(スポニチ)。」と納得の表情。特にカーブは「体のバランスのバロメーター」として重視しており、順調な仕上がりを見せている。
ルーキーへの洗礼にも負けなさそうだ。プロの初めてのキャンプでは、特に1軍キャンプに参加すると、プロで一線級で活躍している投手とブルペンで並んで投げる時に、その球威やコントロールの良さにルーキーは圧倒され、そこでオーバーペースになって故障をしたり、自信が折られてしまう選手もいる。同期のルーキーだけでなく、これまでプロでやってきた他の投手にとっても、ルーキーに負ける事はすなわち1軍の枠に入る競争に敗れる事、プロ野球選手としての存続に関わる。
しかし毛利投手は速球派もそろっていた明治大で、焦ること無く4年間をかけて成長をしてきた経験があり、プロの1軍投手のブルペンでのある意味”脅し”にも取れるような圧倒的な投球に動揺せず、自分のペースで進めることができそうだ。
小島和哉に「全て吸収したい」、1軍キャンプへ意欲
既に春季キャンプは1軍(石垣島)スタートが決定している。そこで楽しみにしているのが、同じ東京六大学出身の左腕でありチームのエース格・小島和哉投手との対面だ。「練習だけじゃなく、どういう食事の取り方をしているのかとか全て見てみたい(スポニチ)。」と、私生活も含めて“完コピ”する勢いで学び取る姿勢を見せる。
「もう一段出力を上げていけたら」。冷静かつ貪欲なルーキーが、開幕ローテーション入りを目指して逆算をしながらマイペースで、着実にステップアップをして行く。
毛利海大 プロフィール
- 氏名: 毛利 海大(もうり・かいと)
- 所属: 明治大学(22歳) → 千葉ロッテマリーンズ(ドラフト2位)
- 出身: 福岡県(福岡大大濠高校卒)
- ポジション: 投手
- 投打: 左投左打
- 主な特徴や実績: キレのある直球と多彩な変化球を操る実戦派左腕。明大の完全優勝に貢献。目標は新人王と沢村賞。









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