阪神ドラフト2位・小野泰己投手に他球団スコアラー警戒

阪神ルーキーニュース

阪神ドラフト2位ルーキーの小野泰己投手の評価が高まっている。この日はキャンプで3度目となるブルペン入りで、初めて全力投球を披露したが、伸びのある球に広島スコアラーも「能見さんと遜色がない」と驚きの表情、金本監督も「魅力、魅力」とうなずいた。

コントロールも安定

この日はストレートのみを56球投げたが、ゆっくりとした堂々のフォームから投げられる球はホームベース上でも伸びがあり、打席に立った坂本誠志郎選手は「ゆったりした中でピュッと来る。思ったより速くてびっくりした。直球で詰まらせられると思う」と話し、リードの構想を描いていた。

また視察した広島の玉山スコアラーも、「ベースの上で伸びている感じがあった。横で投げていた能見さんとそん色がなかった。フォームは岸に似ている」と話し警戒を務めた。同じく投球を見ていた金本監督も「魅力、魅力。素材は一級品だと思うから。素材というところではドラフト1位くらいの評価はある」と絶賛、「他のピッチャーがガーッと投げているのに、小野はスーッと投げていたね。涼しそうな顔をして」と話した。

高校ではまだそれほど野球で有名でもなかった折尾愛真高校で145キロの速球を投げ、富士大では3年時に、肩痛で投げられなかった多和田真三郎投手に代わってエースとなり150キロの速球とスプリットで4勝0敗、防御率0.00を記録した。140キロ後半のレンジの球速があり伸びる球筋となるとプロのバッターでも詰まらされるかもしれない。小野投手は「捕手が座って10割の力で投げて、ボールのキレも質も良かった。順調に来ていると思う」と話した。

これから得意のスプリットなども見せると思う。プロのバッターが非常に嫌がる投手になるかもしれない。

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他球団スコアラーは、小野が投球を始めると、ブルペン横の関係者席で立ち上がった。広島・玉山スコアラーは自ら小野の名前を出して「ベースの上で伸びている感じがあった。横で投げていた能見さんと遜色がなかった。フォームは(楽天の)岸に似ている」。これまでとは一変した姿に警戒を強めた。

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