阪神ドラフト2位・小野泰己投手が2回4失点

阪神ルーキーニュース

これまでブルペンから紅白戦とアピールを続けてきた阪神ドラフト2位の小野泰己投手だったが、この日はオープン戦で初の甲子園での登板も、2回7安打4失点に終わりやや躓く形となった。

大舞台と大声援

小野泰己投手はこの日の広島とのオープン戦で先発を任されると、初の甲子園のマウンドを踏む。その時、期待の高さからか阪神ファンから大声援が送られた。その雰囲気に圧倒されたのかはわからないが、初回から制球が定まらず、無失点に抑えたもののランナー2人を背負った。そして2回、アウトから1点を失うと3回には四球や暴投などで3点を失った。

最速は149キロを記録したが、「ちょっと気が焦ってしまった。投げ急いでしまった。制球面もよくなかったし、いつもの球が投げられなかった」と話し、悔しさをにじませた。

それでも金本監督は「差し込んでいる球はあった」と評価し、香田投手コーチも「次も先発でいってもらう。5回ぐらい」と話し、この日の結果は気にせず、次の登板を約束した。

折尾愛真高校から富士大に進み、富士大では3年秋に4勝0敗、防御率0.00を記録し、4年秋には5勝0敗を挙げている。しかし全国大会でも登板は少なくないが、昨年の大学野球選手権は2試合11回を投げて9四死球、明治神宮大会でも上武大戦で先発し7回4案5奪三振も4四死球を与えており、大学代表などにも選ばれておらず、大舞台での経験も一つの課題といえるか。

エースに成長していく姿を、少し長い目で見たい投手。

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直球の最速は149キロ。変化球も抜ける場面があり「追い込んでからのボールの精度をこれから上げていきたい」と修正を誓い、香田投手コーチも「次も先発でいってもらう。5回ぐらい」と“リベンジ”の場を与えるつもりだ。

「いつもの球のスピンが出せなかった。経験したことない観客数で、力みが出たのかな」と反省した。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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