阪神のドラフト3位ルーキー・木浪聖也選手が、初実戦となる紅白戦に出場すると、6回に決勝の3ランホームランを放ちアピールした。
スイングの鋭さも
木浪聖也選手はこの日、紅組の7番サードでスタメン出場すると、2回の初打席ではノーアウト1塁の場面で、ノーサインだったものの絶妙な送りバントを決めた。そして同点で迎えた6回、2アウトランナー、1,2塁の場面で打席に入ると、144キロのストレートを鋭いスイングで振り抜き、打球はライトスタンドに飛び込んだ。決勝となる3ランホームランで、長打力と勝負強さを見せた。
このあたりを見た横浜DeNAの東野スコアラーは「簡単な球ではなかった。ちょっと注意して報告しないと」と話し、ルーキーを警戒した。木浪選手は亜細亜大時代は藤岡裕大選手、北村祥治選手、北村拓己選手、法兼駿選手などがいる中で内野ではいろいろなポジションを守り、レギュラーとして出場したのは2年生の秋くらいだった。しかし打席では力強いスイングも見せていた。社会人では守備でもよい動きを見せると打撃でも力強さがさらに増してゆき、2017年の都市対抗ではホームランも放ち2試合で4打点をあげた。
大学、社会人を経由してプロ入りした選手だが、どんどん成長している印象を受けており、プロのレベルでさらにうまくなっていくかもしれない。期待のルーキーの一人。
ボールまで最短距離の軌道を描くことを意識してきた。内角球は決して得意ではないが、大事な場面で成果を発揮した。DeNA・東野スコアラーは「簡単な球ではなかった。ちょっと注意して報告しないと」と表情を曇らせた。
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