欧州代表と対戦した侍ジャパンでは、大学生で参加している青山学院大の西川史礁選手が出場し、2打数2安打の衝撃デビューを見せた。巨人の水野スカウト部長も高く評価している。
初球をフルスイングでヒット
西川史礁選手はこの日、5回の代走から出場すると、6回表のセンターの守備では背走してフェンスに激突しながら捕球をするファインプレーを見せる。そして6回2アウト1,2塁の第1打席では、交代した投手の初球をフルスイングし、レフト線を破るタイムリー2ベースヒットを放った。
ベンチに戻ると村上選手から「ナイスバッティング」と声をかけられ、西川選手は「夢か現実か分からなかった」と笑った。村上選手は「こういう舞台で結果を残すことがどんなに難しいか分かっているので凄い大学生」と評価し、井端監督も「初球から振れた所と、ファウルにならずに飛ばす所が並の大学生ではない」と評価した。
また8回には2アウトで打席が周り、初球はワンバウンドのボールで、2球目のファーストストライクとなる球を再びフルスイングし、二遊間を痛烈に抜ける安打を打った。フルスイングといえば西川史礁という印象を強烈に打ち付けた。
この日は巨人の水野スカウト部長が視察をしたが、西川選手について「代表入りして、いきなり初球から打つというのは素晴らしいですね。魅力あるバッターです」と評価した。巨人は2月27日に青山学院大と慶応大の試合を3人態勢で視察し、榑松スカウト次長が西川選手を高く評価していた。
今年のドラフト会議ではショートの宗山塁選手と共に、強打の外野手として西川選手、大阪商業大の渡部聖弥選手などが注目される。特にホームランに関しては西川選手が右の大砲としてフルスイングで高い弾道でスタンドに運ぶスラッガーで、主砲を求める球団は西川選手のドラフト1位指名に行くのではないかと思う。






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