日本製紙石巻の190cmスラッガー佐山航平選手が3ラン、横浜DeNAが評価

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スポニチ大会で日本製紙石巻はJR東日本と対戦し、190cmの高校卒3年目スラッガー・佐山航平選手が3ランホームランを放ち、試合を決めた。横浜DeNAのスカウト部長が評価をしている。

浪江中で被災

佐山航平選手は中学3年生になる春に東日本大震災にあい、浪江町の実家は福岡第一原発から10キロ圏内のため、地震の翌日に避難をし避難所を転々としていた。そしていわき市内の中学校に移り、そこから湯本高校へと進んだ。

湯本高校では高校通算9本塁打だった。2年生の秋に日本製紙石巻の野球教室に参加し、2014年のスポニチ大会を観戦した事から就職を決意し、2016年に入部した。その年には代打で出場するなど大きな体もあり期待をされていた。

この日、2-2と同点の6回、2アウト2,3塁の場面で打席に入った7番DHの佐山選手は、ストレートを振りぬいて打球はレフトスタンドの前列に飛び込む、勝ち越しの3ランホームランとなった。この3点で勝ち越したチームは、5-4でJR東日本に勝利した。

横浜DeNAスカウト部長評価

190cm95kgという体に、スタンドで視察をしていたスカウト陣から「いい体をしている」と声が挙がり、横浜DeNAの吉田スカウト部長は「俊敏性がついてくれば可能性はある」と、注目をしていた。

まだ実績も少なく、プロ入りという事を意識していたかはわからないが、この一発でプロへの意識を持ち、スピードをつけるトレーニングや、打撃の確実性、そして守備も磨いてみてほしい。きっかけとなる一発になるかもしれない。

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中学3年に進む直前に被災した。実家は福島第1原発から10キロ圏内で、翌日に着の身着のまま避難。避難先を転々とし、いわき市に生活の拠点を移した。混乱の中で湯本高に進学し、家族の支えを受けながらプレーを続行。2年の秋、日本製紙石巻の野球教室に参加したのをきっかけに14年スポニチ大会を観戦した。明治安田生命戦で伊東亮大(元楽天)が満塁弾を放つなどしてタイブレークを制した激闘を見て、社会人入りを志した。

 粗削りだが1メートル90、95キロの体格は魅力。前田直樹監督は「一生懸命やっている。我慢して使って良かった」と目を細めた。バックネット裏のスカウト陣からは「いい体してるなあ」と感嘆の声が上がり、DeNA・吉田孝司スカウト部長は「俊敏性がついてくれば(プロになれる)可能性はある」と評した。

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