今年の社会人野球で、春の戦いから圧倒的な強さを見せていたHondaは、都市対抗でも優勝候補の筆頭だった。しかしJR四国に敗れて初戦敗退した。プロ注目投手同士の投手戦となった。
150キロ連発、齋藤投手
Hondaの先発は、今年のドラフト上位候補の齋藤友貴哉投手、相変わらずボールは高めが多かったものの、序盤から常時140キロ後半を記録するストレートは150キロも連発した。
5回を投げて4安打5奪三振で自責点0も、5回に先制点を与えた。「先に相手に点を与えたのが反省」と話し、好投を見せたものの結果につながらずに悔しさを見せた。
この日は横浜DeNAの高田GMや埼玉西武の渡辺久信SDなどが視察に訪れ、渡辺SDは「はじめて見るけど、肘の使い方がいい」と話し、チェックをしていた。
Honda1点のみ
この日のJR四国は、四国銀行から補強選手として来ていた菊池大樹投手が先発する。145キロの速球を投げる注目投手だったが、この日は最速150キロを記録、ストレートも低めに角度があり、強打のHonda打線を7回0/3で5安打4奪三振1失点に抑える好投を見せた。
菊池投手は龍谷大時代も注目されたが、四国銀行で3年目の投手。プロ入りの意思があるかわからないが、今後、名前はリストに入ってくる投手だろう。
優勝候補のHondaが敗れ、都市対抗も波乱の幕開けとなった。
2018年度-社会人投手-右投のドラフト候補リスト
Hondaのドラフト候補選手の動画とみんなの評価
春のスポニチ大会を制し、他の大会も好成績を収めた。「ピークのもっていき方が悪かったのか。手応えをつかんで臨んだのに…」と悔しがった。ドラフト上位候補の斎藤は先発で5回1失点。「先に相手に点を与えたのが反省」と話した。
「最高です。期待にやっと応えられました」と佐野晃監督。昨年は1回戦で同じHondaに0―10のコールド負けという屈辱を味わった。得点力不足解消のため、打撃に重点を置いた練習や、実戦を増やして多くの投手と対戦。指揮官は「少しは力が付いたのかな。若い子が多いので乗っていけたら」と次戦を見据えた。
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