東海大相模、森下翔太選手2番の新打線で快勝、注目1年生デビューは敬遠

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東海大相模も夏初戦を12-2で勝利した。プロ注目の森下翔太選手を2番に、4番には渡辺健士郎選手と新しい打線が威力を見せた。

4番に送りバントも

MLBではトラウト選手など強打者が2番を打つケースも見られ、2番に強打者を置くことはプロ野球でも試みられている。その中で、東海大相模は、これまで主軸を打っており、高校通算40本以上のホームランを放っている森下翔太選手を2番に据え、4番にはこちらも通算40本以上のホームランを放つ渡辺健士郎選手を置いた。

森下選手は4回、ライトフェンス直撃の3ベースヒットなど3打数2安打1打点の活躍を見せ、打線を活性化される働きを見せた。4番の渡辺選手には2度の送りバントを命じた門馬監督だったが、森下選手には自由に打たせた。そして「2番としての役割は期待していない。森下としての働きをしてほしい」と長打を求めた。

1番に抜群の俊足とパンチ力のある小松勇輝選手が定着し、3番には小柄で巧みな打撃のある山田拓也選手を置いた。新打線がつながりを見せ、12-2で厚木東に勝利した。

注目1年生夏デビュー

また東海大相模ではもう一人、注目される選手がいる。1年生の西川僚祐選手は186cm95kgの右バッターで、昨年のジャイアンツカップでは中学生ながら東京ドームのライトスタンドに突き刺すホームランを放ち、清原氏や赤星氏などがその打撃を絶賛していた。

その西川選手はこの日、9点リードの5回に代打で登場をしたが、名前を聞いた相手は、捕手がすぐに立ち上がると敬遠を与えた。西川選手は初打席に意気揚々と向かったものの「まさかだった。マジかと思った」と話した。

西川伝説は敬遠から始まった。これからあと2年間でどんなプレーを見せ、どんな伝説を作っていくのか、大いに期待したい。

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1年から4番を打ってきた森下だが、新チームでは1番や3番を任されることもあった。最終的に2番に決まったのは先月中旬。小松勇輝主将(3年)が1番に定着してからだった。最強2番で今夏を戦う。門馬監督は「小松と(3番)山田の間に置くことで負担を減らそうと。(小技を使う)2番としての打撃ではなく森下個人として期待している」と説明する。この日、4番の渡辺健士郎内野手(3年)には2度の送りバントを命じたが、森下は自由に打たせた。森下も「中軸だと長打を狙わなければ、という重圧があった。小松が打ってくれるし、つなぐ意識で楽に打席に入っています」と新しい打順に手応えを感じている。

9点リードの5回1死二、三塁。この日、本塁打を放っている5番・井上の代打で登場した。1点入ればコールド勝ちの場面で「凄く緊張した」と振り返る。ところが、相手捕手がすぐに立ち上がった。 
「まさかだった。マジかと思った」。それでも、4球全てにしっかりとタイミングを取った。落ち着いたたたずまい。その姿は甲子園で伝説の5打席連続敬遠された松井秀喜をほうふつさせた。

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