そろそろTDKが見たい、地元の注目投手の復活でチームの復活に期待

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2006年に都市対抗で快進撃を見せ、優勝を果たした東北の雄・TDK、しかし都市対抗ではその姿を2013年以降に見せていない。

2006年に都市対抗制覇

TDK野球部は1973年に都市対抗に初出場をすると、本戦出場は14回を数える。2003年まで8度出場をしたものの1982年に2回戦に勝ち上がった以外は全て1回戦で敗退と、全国のチームの壁を打ち破れていなかった。

しかし2005年に本拠地が市町村合併により仁賀保町からにかほ市となると、その翌年の2006年に、野田正義投手などの活躍で快進撃を見せ、伯和ビクトリーズ、JR東海、ホンダ、日本通運、日産自動車を破って初優勝を果たした。

その後、2007年から2009年まで4年連続で本戦出場をしたものの1回戦敗退が続くと、2013年の2回戦進出を最後に都市対抗に姿を見せていない。社会人野球日本選手権も、2015年に6年ぶりに出場をしたものの初戦で永和商事ウイングに敗れ、その後は姿を見られなくなった。

それでも都市対抗優勝による影響からか、東北の雄としてのブランド力があり、東北の有力選手が集まっている。八戸学院光星と東北福祉大で活躍した深江大晟選手や、角館高校で140キロ後半の速球を投げた小木田敦也投手を始め、仙台育英時に東北大会でノーヒットノーランを達成した長谷川拓帆投手、能代松陽で144キロの速球を投げプロも注目した佐藤開陸投手などがおり、また今年も145キロ右腕の本庄高・阿部将大投手、八戸学院大で1番バッターとしてヒットを量産した北畠栞人選手など地元選手の他、名前に「山形県」(TDKは秋田だが)が入っている創価大の山形堅心選手(大阪出身)など、注目された選手が加わった。

その中で、小木田敦也投手は152キロまで球速を伸ばし、昨年からドラフト指名解禁となっている。長谷川投手は社会人1年目に左ひじを手術したが、昨年は都市対抗東北2次予選で先発をするなど復帰登板を果たし、「年明けから調子は良かった」と今年はキャンプ中から調子が良かったという。佐藤投手は1年目から先発を任せられるなど経験を積み、順調に3年目を迎え、今年は長谷川投手、佐藤投手ともドラフト指名解禁となる。

選手個々の能力は高いが、TDKのブランド力は地元では特に高く、入る事の出来たことで選手は満足してしまうのではないかという心配もされてしまうほど、全国大会からは遠ざかってしまっている。そろそろTDKのユニフォームを全国大会で見たいと思う人は少なくないだろう。

TDKのドラフト候補選手の動画とみんなの評価

 「うちは若いチーム。(投手も野手も)試合を重ねていくうちにきっかけをつかめばグッといきそう」と、佐藤康典監督(50)も若手の成長に期待した。7月に予定されていた日本選手権が中止となるなど公式戦はしばらくないが、成長できる時間が増えたととらえたい。「チームが勝たなきゃ意味がない。そのための力になれればいい」(長谷川)、「2年目の自分が活躍すればチームの力になれるはず」(佐藤開)と、勝利につながる力投をみせるために腕を磨いていく。

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