日本製鉄広畑で、サイドハンドから146キロの球を投げる川瀬航作投手は、三菱重工神戸・高砂とのオープン戦で登板したが、思うような投球ができなかった。それでも視察した巨人スカウトは一定の評価をしている。
1回2/3で5安打2失点
この日、4回から登板した川瀬航作投手は、1回2/3を投げて5安打を浴び2失点、「自分の悪いところが全部出てしまったような感じでした。イメージするボールの軌道で投げられていないと思います」と思うようなピッチングはできなかった。
この日はストレートを打たれた。それでも、今年の春先に「どれだけ腕を振ってもボールがいかないし、スピードもまったく出なかった」という状況だったというが、活動自粛期間にいろいろと見直しを図り、「最近ようやくボールが指にかかるようになってきた」と話す。
また、サイドハンドからの変化球は威力があり、この日も2つの三振を奪った。この日は巨人、福岡ソフトバンクのスカウトが視察をしたが、巨人の岸スカウトは、「他になかなかいないタイプなので面白い。強さを感じたボールもありました」と話す。
川瀬投手は、京都学園大時代にリーグ戦で2度のMVPに輝くなど、リーグを代表する投手として活躍した。まだ良い時の状態からは遠いかもしれないが、都市対抗予選で自分の投球を見せることができれば、変則右腕としての価値は十分にあると思う。
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