作新学院時代に148キロ左腕としてプロも注目した入江空投手が、復活の149キロを記録した。
肩痛から
入江空投手は宇都宮工から作新学院大に進み、大学時代は148キロの速球を投げる投手として2年秋に関甲新リーグで5勝を挙げ、プロも注目した。しかし、3年秋に左肩炎症で投げられなくなり、4年時は新型コロナの影響もあって秋の引退試合に少し投球したのみだった。
投球ができない状態だったが、「上で野球を続けたい」と今年から誕生した茨城日産の野球チームに進んだ。チームは3月末に集まったばかりでこの日は茨城トヨペットとのオープン戦を行ったが、8回に4番手として登板すると、先頭打者の6球目に149キロを記録した。
そのバッターにヒットを許したが、後続を三振、ライトフライ、三振で打ち取り1回を無失点、「2年のブランクの割には、四球もなくて良かったです」と話し、復活の手応えを見せた。
まだ有名ではない新しい社会人チームだが、これから本格的に社会人の強豪チームとの対戦が始まり、そこで好投を見せられれば来年秋にはドラフト候補として名前の挙がる投手となっているかもしれない。特に都市対抗の予選では力をみせたい。チームとして出場することとともに、それが叶わなくても補強選手で本線に出場することができれば、東京ドームでその力をアピールすることができる。
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先頭への6球目だった。「力を入れよう」と腕を振ったら、試合での自己最速を1キロ更新する149キロが出た(結果はファウル)。無失点で終え「2年のブランクの割には、四球もなくて良かったです」と胸をなで下ろした。
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