社会人野球日本選手権東海予選では、日本製鉄東海REXが東邦ガスに1-0で勝利し、日本選手権出場を決めた。エース・浦本千広投手が好投を見せた。
カットボールを軸に
浦本千広投手は、九州産業大時代に早くからエースとして活躍し、147キロのキレの良い速球にプロのスカウトも注目した。しかし2019年のドラフト会議では指名漏れし、日本製鉄東海REXに進んだ。
この日は7回まで0-0の続く投手戦となったが、浦本投手は8回1/3を投げて98球、7安打6奪三振無失点ピッチングを見せた。8回裏に日本製鉄東海REXが1点を奪い、1-0で勝利した。
この大会の3週間前に、元プロ野球選手の武田久コーチから「カットボールを投げたら」とアドバイスされ、「直球よりも制球がしやすい」と手応えを感じていたという。序盤からカットボールをうまく使い、バットの芯を外した。「要所で投げ切れましたし、球数も少なく抑えられました」と話した。
社会人2年目となり、今年、再びドラフト指名解禁となる。日本選手権ではカットボールとともに、ストレートでもアピールし、2年前の悔しさを晴らしたい。
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日本ハムの元守護神から受けた助言が生きた。大会3週間前、日本ハムで最多セーブに3度輝くなど活躍した武田久コーチ(42)から「カットボールを投げたら?」と提案された。変化球の投げ分けに苦労していただけに、試してみると直球とスライダーのちょうど中間の球速帯で投げられて「直球よりも制球がしやすい」と手応えを得た。
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