横浜高校出身の1年目で19歳の度会隆輝選手が、都市対抗の東京ドームで会心の一発を放った。
父、兄に続き
ENEOSの度会隆輝選手は、横浜高1年の夏にヒットを打ちまくり、天才打者として注目された。二塁を守れる選手としても評価され、その後、長打力もましてホームランが出るようになったものの、2020年のドラフト会議ではプロ志望届を提出するも指名漏れとなっていた。
今年、1年目として春のオープン戦から出場し結果を残していた度会選手は、この日も5番ライトで出場をした。第1打席は1番金子選手がヒットで出塁し、犠打のあと4番・吉田選手がホームに返す展開で1点を先制、なおもチャンスで打席に入ったが、フォークボールに苦戦し、サードへのファールフライに倒れた。
しかし、「1回、フォークを見ているので、次はミスショットしない自信がありました」と次の打席となる4回に、初球のフォークボールをフルスイングすると、打球はライトスタンドに、打った瞬間にホームランとわかる打球を放った。「打った瞬間、いったなと。めちゃくちゃうれしいです」と話した。
大久保監督も「19歳の高卒1年目がいきなりホームランですから。大したものです。バットを持ったら19歳とは思えない雰囲気を持っている」と喜ぶ。東京ヤクルトで働く父・博文氏が日本シリーズで優勝し、中央学院大の兄・基輝選手は、先日の明治神宮大会で優勝をした。隆輝選手は「兄も優勝して、父がいたヤクルトも優勝して、次は自分が優勝する番だなという思いが強いです」と話した。
1年目のこのホームランは、これからの2年間も常に映像として印象を残すことになる。2年後のドラフト会議での指名が注目されることになる。

「打った瞬間、いったな、と。めちゃくちゃうれしいです」。二塁手前でガッツポーズした。初回の好機では、JR東海・戸田のフォークに三飛。「1回、フォークを見ているので、次はミスショットしない自信がありました」と、次の打席で、そのフォークを仕留めた。
日本一へ強い思いを抱く。「兄も優勝して、父がいたヤクルトも優勝して、次は自分が優勝する番だなという思いが強いです」。11月25日に、兄基輝内野手の中央学院大が明治神宮大会で優勝。その2日後、ヤクルトが日本一になった。父博文さんはヤクルト元内野手で、現在はスワローズジュニアの監督などを務めている。


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