東北福祉大の斎藤育輝選手と小椋元太選手の内野手2人は、それぞれ社会人チームで2年後のプロ入りを目指す。
中野選手を追って
斎藤育輝選手は東北福祉大でセカンド、サード、ショートを守り、また、1、2番を打ってチームのリードオフマンとしてプレーをしてきた。
三菱自動車岡崎に進む斎藤選手には明確な道がある。東北福祉大で1年の時に4年生としてプレーしていた中野拓夢選手は、同じく三菱自動車岡崎に進むと打撃、守備で成長し、2020年に阪神にドラフト6位で指名されると、昨年は135試合に出場して盗塁王に輝いた。「一番の目標はプロ。中野さんがいたチームで、打撃でも守備でもチームに貢献できる選手になる」と話す。
秀光中、仙台育英、東北福祉大でプレーし、西巻賢二選手、元山飛優選手とは二遊間を組み、それぞれプロ入りをすると、同学年で三遊間を組んだ大里昂生選手も昨年の育成ドラフト3位でオリックスに指名された。「次は自分の番」とプロ入りの決意を持ち、三菱自動車岡崎へ進む。
強打の4番は関東の名門に
小椋元太選手は、東北福祉大で3年生で4番を打つと、4年生でも不動の4番としてプレーし、春・秋を通じて打率.321を記録した。大学野球選手権にも出場をしたが、「4年生はここぞの場面で全く打てなくて、打率も3年生の頃より低かった」と自己評価する。
小椋選手は関東の名門・JR東日本に進むが、「プロになるためには結果を残し続けないと。ムラがあるようではダメ」と、年間通じて「打率3割強」を目標とし、「社会人では自分が打ってチームを日本一にしたい」と意気込みを示す。
JR東日本でレギュラーを獲得し、都市対抗や日本選手権に出場すること。そして、その舞台でインパクトのある活躍を残すことでプロ入りは近づく。
東北福祉大から社会人野球に進み、2年後のドラフト会議へ。二人の挑戦が続く。
斎藤が見つめるのは、中野の背中だ。東北福祉大の3学年上。三菱自動車岡崎に進み、20年に阪神6位指名されると、昨年135試合に出場し、盗塁王に輝いた。「一番の目標はプロ。中野さんがいたチームで、打撃でも守備でもチームに貢献できる選手になる」と言い切った。
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