福井・石川・富山県の都市対抗1次予選が行われ、伏木海陸運送がロキテクノに3−2で勝利した。150キロ右腕の下川智隆投手が完投勝利した。
大学時代に150キロ投手に
下川智隆投手は178cm79kgの右腕投手で、久留米工大で150キロを記録していた。佐賀学園高校時代は最速128キロだったというが、体重を60kgから79kgに増やすと、「トレーニングで体重が1キロ増えるごとに、球速が1キロ速くなりました」と144キロに到達し、その後、瞬発系のトレーニングをして150キロを記録した。
昨年に伏木海陸運送に入った下川投手は、この日はロキテクノ富山と対戦、プロ注目選手を擁する強豪との対戦となった。初回にストレートが甘く入り2ランホームランを浴びたものの、その後は2回に146キロを記録すると、4回には149キロを記録、徐々に球速を上げていった。
110キロ台の球を織り混ぜるなど、2回以降はロキテクノ富山を封じ、9回3安打14奪三振2失点で完投した。チームは1−2で迎えた9回に逆転サヨナラ勝利し、決勝に勝ち進んだ。
これで都市対抗2次予選北信越大会出場を決めた。「今後も先発したら9回まで投げられるピッチャーになりたい。球速は153キロ欲しいです」と話す下川投手、都市対抗の注目投手となりそうだ。

無名投手から速球派右腕に生まれ変わった。佐賀学園高では球速128キロほどで「三番手投手でした」と伸び悩んだが、久留米工大入学後に大きく成長。当時は175センチ、60キロと身体も細かったが「トレーニングで体重が1キロ増えるごとに、球速が1キロ速くなりました」。144キロまで到達した後は、オリックスの右腕、山岡泰輔(26)が行っていた「ボックスジャンプ」トレーニングを参考にして足腰のバネを強化。体格も178センチ、79キロに成長し、大学4年時には球速150キロまで伸びた。
コメント