都市対抗野球では、鷺宮製作所のエースで最速155キロの速球を投げる小孫竜二投手がベンチ入りしておらず、試合後に新型コロナに感染していたことがわかった。
本戦出場の立役者
小孫竜二投手は創価大出身の3年目の投手で、最速155キロの速球を武器に、都市対抗予選では先発・リリーフにフル回転して本戦出場の立役者となっていた。
この日も先発が予想され、スタンドには大勢のスカウトが詰めかけていたが、登板だけでなくベンチ入りもしておらず、「小孫がベンチにも入ってないじゃないか。どうなってるんだ?」とざわついていたという。
その後、大会前に新型コロナに感染していた事がわかり、この日はベンチ入りができなかった。2回戦ではベンチ入りできる予定だったが、この日、チームはHonda熊本に6本塁打を浴びて敗退し、小孫投手の本戦でのアピールはできなかった。
遊学館高校時代にエースとして146キロの球を投げていたが、ドラフト会議では指名漏れとなり、創価大でも望月大希投手、杉山晃基投手と共に注目されていたが、2人が指名を受ける中で指名されなかった。昨年はドラフト指名解禁で、遊学館高校で控えだった石森大誠投手が中日にドラフト3位で指名されたが、またもや指名されず、今年は「2位以内で指名されるつもりで」と意気込みを見せていた。
今年は社会人3年目、4度目のドラフト候補としての年となっており、小孫投手とプレーした多くの選手が、プロで待っている。決して運が良いとは言えないかもしれないが、都市対抗予選までは実力をアピールしており、力でプロ入りを勝ち取って欲しい。


最速155キロをマークする本格右腕をチェックするため駆けつけたが、大会前にコロナに感染したため欠場となり肩すかしとなった。初戦を突破すれば2回戦には間に合ったが、鷺宮投手陣が6本塁打を浴びて完敗。スカウトにアピールはかなわなかった。
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