社会人野球のJABA京都大会が開幕し、三菱重工Westはプロ注目の151キロ右腕・竹田祐投手が先発すると、日本生命に12安打を浴びながらも1失点に抑えて完投勝利を挙げた。この試合には12球団のスカウトが視察し、中日のスカウトが絶賛している。
持っているもののレベルは高い
竹田祐投手はこの日、初回から安打を許す展開が続き、5回と7回以外はすべて得点圏にランナーを背負った。しかし、そこから粘りを見せて得点を1点しか許さず、9回12安打1失点に抑えた。「めちゃくちゃ安打を打たれて打線に勢いはつけられなかったけど、粘れて勝てたことは良かったです」と話した。
球数は144球に及んだ。それでも8回1アウト1.3塁の場面では、ストレートで押す投球で2者連続三振を奪うなど、要所で力のこもった投球を見せた。
竹田投手は履正社高校で選抜準優勝投手となり、明治大でも先発としてプロが注目した。今年がドラフト指名解禁となり、この日は12球団32人のスカウトが視察、中日の山本スカウトは「持っている物のレベルは高い。状態が上がっていくことに期待している」と評価した。
プロ入りについて「全く意識せずに、チームが勝てればそれでいいです」と話す竹田投手だが、ドラフト上位候補としてこれからもスカウトが視察を続ける。先発の即戦力右腕として秋まで注目が続くことになりそうだ。

履正社時代は選抜準優勝。明大を経て今年がドラフト解禁年で注目が集まる中、12球団のスカウトが視察。「(プロを)意識せず、チームが勝てればいい」と集中。中日・山本将道スカウトは「持っている物のレベルは高い。状態が上がっていくことに期待している」と今後も注視していく構えだ。


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