西濃運輸の城野達哉捕手について、埼玉西武の潮崎編成ディレクターが高く評価し、ドラフト上位候補と注目される上武大の進藤勇也捕手と比較して、「甲乙付けがたい」と評価した。
即戦力捕手
城野達哉捕手は春先の大会で5打席連続ホームランを放ち話題となった。中部大時代より二塁送球1.8秒台の強肩を見せており、強肩強打の捕手と注目されている。
この日は日本選手権東海地区予選のJR東海戦に6番捕手で出場すると、4回にライト前に安打、6回と8回には逆方向のレフト前にヒットを打ち3安打を記録、試合には敗れたが「岡崎は球場が広い。きょうはとにかく塁に出ることだけを意識した」と、対応力を見せた。
前日の日本製鉄東海REX戦でも2安打を打ち、守っては強肩で二盗を2度阻止している。「自分の売りは送球。まずは守備から入って打撃はおまけで打てればラッキーだと思っている」と肩がPRのポイントと話した。
この日は埼玉西武の潮崎編成ディレクター編成ディレクターが視察し、「守れて打てて悪い所がない。きょうも打撃でうまさを見せた」と評価する。そして、即戦力捕手でドラフト上位候補と評価される上武大の進藤勇也捕手と比較し、「甲乙付けがたい」と評価、「アマチュアの捕手ではトップクラス」と評価した。
城野選手は「プロも目標としてある。みんながドラフト候補に名前を挙げてもらえるわけではないので、声が掛かればありがたい。まずは選手権に出られないと意味がないので勝ち上がりたい」と話す。
社会人捕手ではパナソニックの久保田拓真捕手も強肩強打の捕手として指名が注目されるが、社会人捕手のドラフト指名となれば、2019年の西武ドラフト5位・柘植世那選手(Honda鈴鹿)以来となる。指名の期待が高まる。

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