東京ガスが横浜商大とオープン戦を行い、東京ガスに入社した新人5選手が出場した。星槎道都大出身の150キロ右腕・伊東佳希投手も1回2奪三振無失点の好投を見せている。
新人5選手がデビュー
初のオープン戦となったこの日、新人5選手が社会人デビューをした。星槎道都大出身の伊東佳希投手は3番手で登板すると、ストレートとフォーク、スライダーを交えて1回ノーヒット、1四球2奪三振で無失点に抑えた。
伊東投手は最速150キロの速球を投げ、昨年のドラフト会議では広島にドラフト3位で指名された滝田一希投手とともに注目された。しかし、プロ志望届を提出したものの指名はなかった。
「オフに、球を長く持つようにして、速く感じるようなフォームにしてきた。変化球もいい感じになってきた」と話し、2年後のプロ入りに向けていろいろな進化を見せた。「全国大会で少ししか投げられなかったので、まず都市対抗に優勝できるようにがんばっていきたい。2年間しっかり投げて、滝田に負けないようにしていきたい」と話した。
2番手で登板した東洋大出身の野沢秀伍投手も、2回を投げて1安打1奪三振無失点と安定した投球を見せた。「落ち着いて、ストライク先行で投げられたと思う。都市対抗に優勝できるようにがんばっていきたい」と話した。
また、中央学院大出身の仲俣慎之輔選手は1番サードで出場しノーヒットだった。「大学1年で明治神宮大会優勝を経験していて、リーグで首位打者もとってきた。今度は社会人の都市対抗優勝が目標」と意気込みを見せた。駒澤大出身の薩美進之助選手は8番捕手で出場もノーヒット、「入れ替え戦も経験してきて、初戦だけど、いつもどおりできたと思う。レギュラーをとれるようにして、都市対抗優勝をめざしていきたい」とこちらも活躍を誓った。
そして途中出場した法政大出身の内海貴斗選手もノーヒットだったが、「緊張した。結果はよくなかったけど、初球からバットを振れたのはよかった」と話し、試合後に居残り練習を続けた。
まずは順調に試合に出場し、これからチーム内での競争と、社会人野球での戦いが始まる。5選手とも大学出身で2年間というのは非常に短い。1年目で活躍を見せておきたい。
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