日本製鉄九州の木村駿太朗投手が8回1失点快投、ドラフト漏れの悔しさバネに都市対抗本戦へ意欲

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第96回都市対抗野球大会九州地区予選は6日、第2代表決定トーナメント3回戦が行われ、日本製鉄九州(大分市)が宮崎梅田学園(宮崎市)を10-4で下した。この試合で先発したルーキー右腕の木村駿太朗投手(22歳=九産大)が、8回5安打1失点の好投で今大会2勝目をマーク。昨秋ドラフトで指名漏れした悔しさを胸に、チームを32年ぶりの都市対抗出場へと導くために快投を見せている。

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ルーキー木村駿太朗投手、8回107球の快投「狙い球を絞らせずにうまくタイミングをずらせた」

日本製鉄九州の先発マウンドに上がったルーキー・木村駿太朗投手は、184cmの長身から角度のある147キロの速球を投げる。この日は初回に1点を失ったものの、その後は見事に立ち直ると、効果的なスライダーを軸に「相手打者を見ながら、狙い球を絞らせずにうまくタイミングをずらすことができた」と話し、強豪・Honda熊本を破って勝ち上がってきた宮崎梅田学園打線を2回以降無失点に封じ込めた。8回107球を投げたところで降板し、5安打1失点と安定した投球を見せた。

木村投手は大分舞鶴高校時代からプロの注目を集めてきたが、九州産業大学では最速147キロを記録し、4年春にはエースとして2勝を挙げチームを福岡六大学リーグ優勝に導いた。しかし、その直後の6月に腰を手術。秋季リーグで復帰登板を果たしたものの未勝利に終わり、提出したプロ志望届も実らず、ドラフト会議で名前が呼ばれることはなかった。

地元・大分の日本製鉄九州からの誘いを受けると、「社会人でレベルアップしたい」と入社を決意した。今大会はビッグ開発との予選1回戦では6回2失点のリリーフで公式戦初勝利を挙げると、この日は先発して今大会2勝目を挙げた。ドラフト指名漏れの悔しさをバネに社会人1年目の今年、チームを32年ぶりの都市対抗本戦に導く事に燃えている。

チームは今季、「日本製鉄大分」から「日本製鉄九州」に登録名を変更。本戦に出場すれば1993年以来、32年ぶりとなる。この日のスタメンには木村投手をはじめ4人のルーキーが名を連ねるなど、若い力がチームを牽引。決勝3ランを放った中野元喜選手は「OBからも、連れて行ってくれと言われる。やっと現実的になってきました」と話す。準決勝では勝ち上がってきたHonda熊本と対戦する。

木村駿太朗投手 プロフィール

  • 氏名:木村 駿太朗(きむら しゅんたろう)
  • 年齢:22歳
  • 所属:日本製鉄九州(1年目)
  • 出身大学:九州産業大学
  • 出身高校:大分舞鶴高校
  • ポジション:投手
  • 投打:右投右打
  • 身長:184cm
  • 主な特徴や実績:最速147キロの長身右腕。2025年都市対抗野球九州地区予選の宮崎梅田学園戦で先発し、8回5安打1失点の好投で今大会2勝目を挙げる。九州産業大学4年時に腰を手術し、昨秋のドラフト会議では指名漏れを経験。社会人1年目での都市対抗出場を目指す。
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この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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