北海道日本ハムの栗山CBOが都市対抗野球本戦を視察し、トヨタ自動車の増居翔太投手と熊田任洋内野手、JR東日本東北の早坂一希投手などを評価した。
ドラフト候補続々
この日は社会人ナンバーワン左腕とも評価される鷺宮製作所の竹丸和幸投手が登板し、栗山氏は「非常に高いレベルでいろんなことができる。相手を見ながら勝つためにトータル的に投球をイメージできている」と評価をしている。
そして第2試合でもトヨタ自動車の増居翔太投手とJR東日本東北の早坂一希投手の左腕投手の投げ合いとなり、栗山氏は「増居投手は安定感があり、早坂投手はピンチでもしっかり腕が振れていた」とともに評価をした。
また、トヨタ自動車の1番を打つ熊田任洋内野手も東邦高、早稲田大でともにプロが注目した内野手で、この日は3回に2アウトから四球で出塁すると、盗塁を決めて二塁に進み、2番・北村選手のタイムリーヒットで先制点につなげた。これについて栗山氏は「先制点につながった二盗はリスクを負い、勇気を持って決めた。野球観が素晴らしい」と評価した。
都市対抗についても評価
栗山氏は先日、夏の高校野球選手権を甲子園で視察し、高校野球の歴史と文化についても話をしているが、この日は東京ドームで社会人野球の都市対抗野球についても、多くの企業の関係者が応援に来て、そこで名刺交換などをする姿を見て、「多くの人たちが自社チームの応援に来て、人と人がつながっていく。野球が人を結びつけている。野球が人々をつなぐ。この文化って凄いなと改めて感じた。社会は地域との結びつきが非常に重要であり、甲子園と同じように、都市対抗もその役目を果たしている」と話した。
そしてあらためて「都市対抗の文化を感じられてうれしかった」とこの日の視察を終えた。
栗山氏の役割
高校野球にも大学野球にも社会人野球にも、それぞれの長い歴史があり文化が培われてきた。そしてプロ野球でプレーする日本人選手のすべてが、その文化中で育まれ、プロ野球選手となった。
ドラフト目線で見ても、高校生、大学生、社会人の選手には、年齢も含めたそれぞれの特徴があり要素がある。そしてそれに合わせた評価の仕方があり、プロではそれらが融合して様々な選手が様々な個性で役割を果たしている。
日本の野球は高校生・大学生の学生野球、社会人野球、そしてプロ野球が別々に動いている所がある。それがこの文化の違いを生み出して良い面もあるが、MLBを頂点に組織化されたアメリカ野球に、選手とともに日本の野球市場も支配を受けてきている。
栗山氏には日本の野球をつなぐ部分を作ってもらい、できればMLBとNPBが対等で交渉し、ビジネスでも競い合える関係になるまでにして欲しいと願う。それができる人は少ない。組織としては一体化しても、現在の各カテゴリの野球文化を伸ばしていくような、緩やかだが強い組織をつくって欲しい。




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