社会人野球日本選手権は7日に2回戦が行われ、三菱自動車岡崎がHondaに延長10回タイブレークの末、2-1でサヨナラ勝ちし、6年ぶりの8強進出を決めた。この劇的勝利を呼び込んだのは、9回から登板したルーキーで来秋ドラフト候補の清川大雅(たいが)投手(23)。2イニングを無安打無失点に抑える完璧なリリーフで終止符を打った。
タイブレークのピンチをフォークで三振斬り
1-1の同点で迎えた9回、3番手としてマウンドに上がった清川大雅投手。「自分が抑えてやろうという強い気持ち」で登板すると、わずか6球で三者凡退に抑え、試合の流れを渡さない。
圧巻だったのは延長10回だ。タイブレークで2死二、三塁と一打サヨナラのピンチを背負ったが、ここでも強心臓ぶりを発揮。「タイブレークで投げたことがなかったけど、怖いもの知らずで投げられた」と、決め球のフォークで見逃し三振に斬って取り、雄叫びを上げた。その裏のサヨナラ勝ちを呼び込む、完璧な火消しだった。
大学の先輩・真野に刺激「負けられない」
この日の快投には、ライバルの存在も大きかった。同志社大学の1学年先輩にあたる日本生命・真野凜風投手が、4回無失点の好投を見せたことをホテルで確認。「大学の時には見たことないような顔をして投げていたので、自分も負けられないと思った」と、先輩の活躍に刺激を受け、自らも結果を出した。
来秋ドラフトへ「指名されるように頑張る」
花巻東高校、同志社大学を経て入社したルーキーは、この1年で最速が4キロアップし150キロに到達した努力家。今夏の都市対抗でも準優勝に貢献するなど、大舞台での経験を積んできた。「まだまだ力不足。ひと冬頑張って、指名されるように頑張りたい」。2大大会で計5試合、7回無失点を継続中の強心臓右腕が、来秋のドラフト戦線に浮上している。
清川 大雅 プロフィール
- 氏名:清川 大雅(きよかわ たいが)
- 所属:三菱自動車岡崎
- 出身:花巻東高校 – 同志社大学
- ポジション:投手
- 投打:右投
- 主な特徴や実績:2026年ドラフト候補。最速150キロの本格派右腕。社会人1年目。日本選手権2回戦で延長タイブレークのピンチを抑えるなど、2回無安打無失点の好リリーフ。強心臓とキレのあるフォークが武器。

httpss://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2025/11/08/kiji/20251107s00001003362000c.html
httpss://www.nikkansports.com/baseball/news/202511070001512.html
httpss://www.chunichi.co.jp/article/1160961





コメント