社会人チームのショウワコーポレーションが、元中日チーフスカウトの米村明GMにより、パナソニックで指揮を取った奥代氏を監督に、元ヤクルトでプロ野球で名投手コーチとして指導に定評のある尾花高夫氏を投手コーチに、また、阪急で2055安打を放ち、オリックスや中日で投手コーチを務めた加藤秀司氏を打撃コーチに集めた。
来年から企業チームに
ショウワコーポレーションは岡山県に本社のある人材派遣や物流・IT関係の会社。硬式野球部にはクラブチームを支援する形で2012年にショウワコーポレーション野球部となり、2023年には全日本クラブ野球選手権大会で優勝し、日本選手権にも出場した。
元巨人の高田萌生投手や、元楽天の引地秀一郎選手、元中日の福島章太投手など、地元で活躍した元プロ野球選手に加え、間瀬場秋選手や堀裕貴選手、寺田光投手など、高校や大学で注目された選手も加入し、今年は都市対抗岡山県・島根県一次予選の決勝で三菱自動車倉敷に1−0で勝利して1位で突破した。
都市対抗中国地区2次予選ではシティライト岡山に勝利したものの、JFE西日本、伯和ビクトリーズに敗れて本戦出場はならなかったが、高田投手がJR西日本の補強選手として本戦に出場した。そして来年からは企業チームとなる。
プロの名コーチを招集
企業チームになるにあたり、強力な組織を作り上げた。中日でチーフスカウトやシニアディレクターを2024年まで務めた米村明氏がGMに就任すると、監督にパナソニックで2014年、2015年に指揮を取った奥代恭一氏を、また、投手コーチには尾花高夫氏、打撃コーチに加藤秀司氏と、昭和を代表する選手であり、プロでコーチとして活躍をした二人を集めた。尾花氏は秋田県などで高校生の育成でも実績があるが、「大切なのは考えと行動。監督が使いやすいバッテリー陣をつくっていきたい」と話した。
また選手も、今季までプレーしていた選手は3人だけが残り、来年には新人17人を加えた20人となるという。企業チームとして都市対抗野球、日本選手権で日本一を目指す。チームとして優勝はもちろん、やや独立リーグに押され気味になっているNPBへの選手の輩出も行って欲しい。






コメント