昨年の全日本大学野球選手権でベスト8入りに貢献した北海学園大学の最速147キロ左腕・木村駿太投手(22=札幌国際情報)が、社会人野球の強豪・北海道ガスの活動に合流した。昨秋のドラフト会議ではチームメート3人が指名される中で無念の指名漏れを経験。悔し涙を流した左腕は、2年後のドラフト指名を目指し、地元の社会人チームで腕を磨く。
歓喜の裏で流した涙、翌日には再起の決断
昨秋のドラフト会議は、木村駿太投手にとってつらい一日となった。北海学園大からは工藤泰己投手(広島4位)、高谷舟投手(オリックス5位)、常谷拓輝内野手(日本ハム育成1位)の3人が指名を受け、道内初の快挙に沸いた。しかし、プロ志望届を提出していた木村投手の名前は呼ばれなかった。
「帰宅後にこらえていた悔し涙があふれた(スポーツ報知)」という木村投手だが、立ち止まることはなかった。翌日には北海道ガスへの入社意思を伝えて練習を再開。「寮生活も初めてで少し慣れない部分もあるけど、素晴らしい環境がそろっているのですごい楽しみ(スポーツ報知)」と、新たなステージでの成長を誓った。
広島1位・平川ら同期4人が待つプロの舞台へ
刺激を受ける存在は大学の同期だけではない。札幌国際情報高校で同学年で一緒にプレーした平川蓮外野手も、広島からドラフト1位指名を受けた。「高校で一緒にやってた人は1位指名をイメージしていなかった。何でも出来ないと決めつけるのではなく、高い目標を持ってやることが大事だと感じた(スポーツ報知)」と、かつてのチームメートの飛躍に心を動かされた。
左のオーバーハンドで最速147キロの速球を投げる。昨春は、工藤投手や高谷投手などがやや調子を落とす中で、先発・リリーフで投手陣を支えた実力派だ。北海道ガスの工藤賢二監督は「来て欲しいと思ってたのは(大学)2年生くらいから。左投手で先発も中継ぎも出来るところを評価している(スポーツ報知)」と期待を寄せる。
北海道ガスからプロ野球へ
北海道ガスの野球部は2018年4月に発足し、これまで都市対抗に4回、日本選手権に2回出場をしているが、プロ野球選手はまだ誕生していない。今年は駒大出身の155キロ右腕・北嶋洸太投手などが注目されているが、北海道出身の木村投手と共に、北海道出身投手の2枚看板でまずは都市対抗本戦でのアピールがしたい。
「(2大大会の)本戦に出ることはチームの最低目標。全ての大会で戦力になりたい(スポーツ報知)」。社会人で結果を残し、高校、大学の同級生4人が待つプロの世界へ。木村投手の逆襲が始まる。
木村駿太 プロフィール
- 氏名: 木村 駿太(きむら・しゅんた)
- 所属: 北海学園大学(22歳) → 北海道ガス
- 出身: 北海道(札幌国際情報高校卒)
- ポジション: 投手
- 投打: 左投左打
- 身長・体重: (詳細データなし)
- 主な特徴や実績: 最速147キロの直球を持つ実戦派左腕。全日本大学選手権8強。大学同期3人、高校同期1人がプロ入りしており、彼らを追って2年後の指名を目指す。







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