社会人野球の名門・ENEOSが仙台六大学野球連盟の仙台大学と今季初のオープン戦を行い、9-2で大勝した。先発マウンドを任された入社2年目の最速151キロ右腕・林翔大投手(23=大経大)は、3回を投げて4安打無四球、無失点に抑える好投を見せた。昨年12月に急逝した大学時代の恩師・高代延博さんの教えを胸に、勝負のドラフト解禁イヤーへ向けて順調なスタートを切った。
「ゾーン勝負」で3回無失点、自己採点は辛口の「70点」
今季の実戦初先発となった林翔大投手は、持ち味である多彩な球種を操り、大学生打線を封じ込めた。最速151キロの直球に、カーブ、スライダー、カットボール、チェンジアップ、フォークを交え、四球を一つも出さない安定した投球で3イニングを無失点にまとめた。
「きょうは、スピードは特に意識しないで、ゾーンの中で勝負しようとした。そこは70点(サンスポ)。」と、好投にも自己評価は厳しめで、これから更に良い投球を見せていく。
指名漏れから社会人へ、亡き恩師が遺した「準備の重要性」
林投手は大阪経済大学時代、関西六大学リーグで通算20勝(4年秋だけで7勝)を挙げる活躍を見せたが、プロ志望届を提出したドラフト会議では無念の指名漏れとなった。その悔しさをバネに、社会人の強豪・ENEOSに進むと、1年目の昨年はリリーフとして登板し、春のスポニチ大会では鷺宮製作所戦で1回2/3で4奪三振も2安打2失点だったが、都市対抗西関東予選の三菱重工East戦では1回2/3をノーヒット3奪三振の投球を見せている。
大学時代には、昨年12月に71歳で急逝した高代延博さんから数々の教えを受けた。プロ野球の数々の球団や日本代表で名コーチとして鳴らした恩師から教わった「準備の重要性」を肝に銘じ、日々の鍛錬を積み重ねている。
宮沢監督も「先発の一角」と期待、ドラフト解禁の2年目へ
入社1年目から投球を徐々に形にしてきた林投手。この日の投球を見守ったENEOSの宮沢健太郎監督も「先発の一角を担ってほしい(サンスポ)。」と、投手陣の柱としての働きを期待している。
大阪経済大では、王子に進んだ柴崎聖人選手も今年ドラフト指名解禁で上位指名の可能性も期待されるほか、大学でも常深颯大投手が注目されており、それぞれが恩師に吉報を届けるため、そして自身の夢を叶えるために力を見せている。
そして林投手もドラフト指名が解禁となる入社2年目、都市対抗野球で先発し、そしてプロの舞台に進んで恩返しをしたい。
林翔大 プロフィール
- 氏名: 林 翔大(はやし・しょうた)
- 所属: ENEOS(入社2年目・23歳)
- 出身: 京都府(乙訓高校-大阪経済大学)
- ポジション: 投手
- 投打: 右投右打
- 身長・体重: 176cm、83kg
- 主な特徴や実績: 最速151キロの直球と5種類の変化球を操る総合力の高い右腕。大経大でリーグ通算20勝。今年のドラフト候補として期待される。








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