秋の覇者・桐蔭横浜大と春の覇者・上武大が決勝進出!千葉ロッテドラフト3位・三木亮選手がダメ押し弾

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 明治神宮大会出場をかけた関東大学野球選手権(横浜市長杯)は昨年の明治神宮大会で優勝した桐蔭横浜大と、今年の大学野球選手権で優勝した上武大が準決勝を勝ち上がり、決勝で激突する。

千葉ロッテドラフト3位・三木亮選手が大暴れ

 上武大は日本体育大と対戦、日体大の先発2年生・作元純平投手に対して千葉ロッテからドラフト3位指名された三木亮選手が、初回に先制となるライトオーバーのタイムリー2ベースヒットを放つと、9回には打った瞬間に分かるレフトスタンドへのホームランでダメ押し、3安打2打点1本塁打の活躍を見せた。試合は6-3で勝利し、決勝進出を決めるとともに明治神宮大会の出場を決めた。

 大学日本選手権で活躍を見せて一気にドラフト候補となったもののその時に右ヒザを痛め、秋のリーグ戦では打率.205と低迷していた。三木亮選手は「少しは取り返せたかなと思う」と話し、リーグ戦で調子が悪くチームに迷惑をかけた分、学生最後の大舞台で暴れる事を誓った。

 視察した千葉ロッテ・井辺スカウトが「右方向に運んだと思えば、思い切り引っ張ることもできる。リストが強い」と話した。三木選手はプロでも強い打球と巧打を併せ持つ凄い選手になる気がする。長打も打てる遊撃手として育って欲しい。

横山弘樹投手が8回2/3無失点

 また桐蔭横浜大は創価大と対戦すると、連投となった横山弘樹投手が8回2/3を3安打に抑えて無失点、3-0で勝利した。横山投手は187cmの長身から最速148km/hの速球を投げる。試合では140km/h前半のストレートを丁寧に投げるピッチングスタイルが持ち味。プロも注目したがプロ志望届は提出しなかった。

 昨年は同学年の小野和博投手が明治神宮大会で4試合全てに先発し、大阪体育大の松葉貴大投手と投げ合い、亜細亜大の九里亜蓮投手と投げ合い、そして法政大の三嶋一輝投手と投げ合って、全て完封勝利をしている。小野投手は今シーズンは調子が悪くプロ志望届を出さなかったが、今年は横山投手がその大役を任されそうだ。

 創価大は福岡ソフトバンクから育成ドラフト1位指名を受けた石川柊太投手が5回途中から2番手で登板すると、146km/hを記録し4回2/3を3安打3四死球1奪三振で無失点に抑える好投を見せた。

秋と春の王者が対戦

 昨年秋の明治神宮大会優勝の桐蔭横浜大、そして春の全日本大学野球選手権で優勝した上武大。東京六大学や東都大学の強豪を倒して優勝した実力を持ったチーム同士の決勝となる。また明治神宮大会にもこの両者が出場する事になり、ハイレベルな戦いとなりそうだ。

 打った瞬間に、上武大の4番・三木が右拳を握った。5―3の9回1死、真ん中に入ってきた直球を左翼席に運び「感触は完璧だった」と胸を張った。10月24日のドラフト会議ではロッテから3位指名を受け「気になっていたので、ドラフトが終わって一区切りがついた」。初回に先制の右越え適時二塁打を放つなど3安打2打点をマークし、4年ぶりの神宮大会切符をチームにもたらした。

 7月の日米大学野球で右膝を痛めた影響で、リーグ戦では打率・205と本調子ではなかったが「少しは取り返せたかなと思う」。主砲の復調に谷口英規監督は「プレッシャーもあったと思う。大したもの」と目を細めた。三木は今春の大学日本一に続く春秋連続Vへ向け「一番長く(野球を)やりたい。春の優勝がまぐれと言われたくない」と力強かった。

 手に残った感触は完璧だった。上武大・三木はガッツポーズを決めながら、ダイヤモンドを一周した。2点差に迫られた直後の9回1死、左翼への4番の一発で嫌なムードを断ち、秋の全国切符を呼び込んだ。

 「リーグで結果を残せていなかったので、その分を取り返せた」。関甲新学生の秋季リーグでは、右膝痛から出遅れ、打率2割5厘、3打点だったが、けがの回復とともに復調。1回1死二、三塁では右翼へ先制二塁打。見守ったロッテ・井辺スカウトが「右方向に運んだと思えば、思い切り引っ張ることもできる。リストが強い」と、うなるバッティングだった。

 春は初の日本一を経験した。「(春の日本一は)まぐれだと言われたくない。一番長く野球をやりたいです」。プロの門を叩く前に、春秋連覇の称号を手にする。

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