亜細亜大は3年生・川本祐輔投手が初勝利、2戦目は継投

亜大, 川本祐輔

 東都大学リーグの亜細亜大vs青山学院大の試合は、亜細亜大が4人の投手を継投して2連勝で勝ち点2を獲得した。次世代エースの育成が課題となる。

4投手継投

 亜細亜大はこれまで東浜巨投手、九里亜蓮投手、そして山崎康晃投手と1学年に一人、大学でも屈指のエース級の投手がいた。そして3人とも先発すれば完封する力を持つ投手だった。そのため1戦目、2戦目ともに勝利が計算できるチームだった。

 しかし今年は状況が異なる。初戦は山崎康晃投手という絶対的なエースがいるが、2戦目の先発として昨年秋に完封勝利で花開いたかに見えた花城直投手を指名したものの、中大2回戦では5回途中まで6安打3失点と結果を残せなかった。

 この日は4年生の182cm左腕・落合祐介投手を先発起用したが、3点を奪った3回の裏に3失点し同点に追いつかれてしまう。しかしそこで好リリーフと見せたのが花城直投手で、3回1/3を投げて3安打自責点0に抑えた。7回からは3年生の川本祐輔投手が登板し2回を1安打2奪三振無失点に、そして9回は期待の1年生・嘉陽宗一郎投手を送り1回1奪三振ノーヒットで勝利を挙げた。

 

2戦目が鍵に

 次節29日にはいよいよ駒澤大との対戦となる。初戦は3試合連続完封中の今永昇太投手が出てくる。亜大は山崎康晃投手で迎え撃つが、両投手ともに点を奪う場面が想像できないような投手戦が予想される。勝った方は幸運だったと思うしかないかもしれない。

 そして初戦で勝利した場合には3戦目で再び今永・山崎の運に任せるような投手戦に持ち込みたくないし、初戦で敗れた場合は3戦目まで持ち込みたい。そのために2戦目は重要になってくる。駒澤大は先週、3年生の片山雄貴投手が好投を見せた。亜細亜大は勝利を納めた川本投手か花城直投手か、いずれにしても3年生同士の勝負となりそうだ。

 

来年も視野に

 また亜細亜大は来年の事も考えなければならない。東洋大は藤岡貴裕投手(千葉ロッテ:2011年ドラフト1位)を擁して王者として君臨していたが、その後時間も経たずに2部降格となった。そして駒澤大のエース今永昇太投手は今年3年生で来年も大エースとして強敵となる。

 4年で選手が必ず入れ替わる大学野球のダイナミックさは醍醐味の一つだが、監督は毎年頭を悩ませる。大学リーグで勝ち続けることは本当に難しい。

 

 故郷・広島の前田健太を理想とする右腕は「今日は腕が振れていたと思う。(エースの)山崎さんに負担をかけたくなかったので良かった」と笑顔で汗をぬぐった。8回には2死三塁のピンチを背負ったが、三振で切り抜けた。生田勉監督(47)も「経験がない選手でもこういう場面から自信をつけてくれたら」とさらなる成長に期待を込めた。


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