慶応大・加藤拓也投手が法政大を4安打15奪三振完封

加藤拓也, 慶応義塾大

 東京六大学は法政大vs慶応義塾大の2回戦が行われ、慶応大2年の加藤拓也投手が4安打15奪三振で完封、最速150km/hを記録する快投を見せた。

花開く、加藤拓也投手

 加藤拓也投手は175cmの2年生右腕で、昨年秋の立教大戦で先発し最速150km/hを記録した期待の星だった。その加藤投手はこの日登板すると、常時140km/h中盤を記録したストレートで、5回からは6者連続三振を奪うなど合計15三振を奪った。ヒットも4安打に抑え四死球も2つと申し分の無い投球で、大学初完投を完封で飾った。

 この日も自己最速タイの150km/hを記録したが、9回2アウトから記録したもので、スタミナもある投手といえる。東京ヤクルトの小川泰弘投手のフォームを参考に、足を大きく上げるようにして力を貯めることができるようになったという。

 法政大の神永監督もスピードガン以上に球速があった。制球もいいし、きょうはお手上げ」と白旗を挙げた。球速も出ていた物のそれ以上の球威があったという加藤投手、強打者がならぶ法政大を完封したという事も大きな意味を持ちそうだ。

 

慶応大6連勝

 これで慶応大は6連勝となった。3年生の加嶋宏毅投手が1戦目の先発を、2戦目には加藤拓也投手が先発、そしてリリーフには抜群の安定感を見せる3年生の三宮舜投手が控える。また打っても3年生の谷田成吾選手、横尾俊建選手の3,4番が得点を返す。早大・有原航平、明大・山崎福也、法大・石田健大といった4年生エースがいる中で、3年生を中心とした力で投打に噛み合った慶応大が首位を走る。

 優勝争いは慶大、早大、明大による戦いとなってきた。次週、早大と明大が直接対決を行い、早大が勝てば早慶戦が優勝決定戦となりそうだ。しかし昨年もギリギリまで追いつめられながら逆転で優勝をした明治大、来週はどんな粘り強さを見せるのか注目だ。

 

 直球、直球、また直球―。加藤拓が、自慢の豪速球で押しまくった。圧巻の毎回15奪三振。うち14個をストレートで奪ってみせた。最速は自己タイに並ぶ150キロ。「きょうは球威も制球も良かった。キレもあった」。リーグ戦初完投を完封で飾り、自画自賛の言葉が並んだ。

 面白いようにバットが空を切った。5回2死から6者連続K。「数えていたわけではないですけど…」と涼しい顔で振り返ったが、この場面もすべて直球。法大の神長英一監督(53)も「スピードガン以上に球速があった。制球もいいし、きょうはお手上げ」と白旗を掲げた。

 「うれしいです。初めて9回を投げて少し疲れたけれど、球威は落ちなかった。連勝のプレッシャーはあったけど、マウンドに行ったら忘れた」

 法大を相手に毎回の15奪三振。しかも、14三振は直球で奪い、変化球で奪ったのは1つだけという剛腕ぶりだ。5回2死から7回2死まで6者連続。4安打でリーグ戦初完投を完封で飾った。2年生右腕がチームを6連勝の単独首位に導き、病気療養中の竹内秀夫監督の代行を務める江藤省三監督は「もともとこれくらいやれる男。物おじしない。どんどん成長している」と目を細めた。


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