慶大・白村明弘投手が150km/h完投、法大・西村直亨選手が満塁弾、河合完治選手が3安打4打点

大学野球ドラフトニュース 2013年ドラフトニュース

 東京六大学リーグでは、慶大vs東大の試合が行われ、慶大のエースでドラフト候補の白村明弘投手が完投勝利を挙げた。

 白村投手は150km/hを記録し2四死球で10三振を奪う好投を見せた。しかし東大打線に6安打2失点と実力はこんなものではない。白村投手は「今まで考えすぎだったので」と話し、この日の好投について「今日は速球が走っていたし、少し光が見えてきた」と話した。

 これまで、「ドラフト会議で1位を目指す」と発言するなど、チームの勝利と自分の勝利を素直にコメントしていた白村投手。素直でよいと思う。慶大には東大戦の後に明大戦、そして最後は慶早戦が待っており、これまでの不調を取り戻す大きな舞台が用意されている。その舞台を自分の物にして、自分の目標に真っすぐに進んで欲しい。

 法大vs立大の試合では、立大の1年生・沢田圭佑投手が6回まで無失点と好投、法大の4年生・船本一樹投手と0-0の投げ合いを演じたが、7回にドラフト候補の西浦直亨選手に満塁弾を打たれて降板した。その後も法大は河合完治選手の2点タイムリー3ベースなどでこの回7点を奪いなどで突き放し、10-1で勝利した。

 西浦直亨選手は178cmの遊撃手で、遠投100mの強肩と50m6.1秒の俊足選手。天理高校時からプロ注目の選手だった。3年春に2本塁打を放ったものの、ここまで3割を超える打率を記録した事がまだなく、通算打率は.230。打撃が課題とされていた。今シーズンも打率はまだまだだが、上昇のきっかけとなる満塁弾となってほしい。

 また河合完治選手は4打数3安打4打点と活躍した。中京大中京で堂上翔太選手などとクリーンナップを組み全国優勝した力を、大学は2年生の時に苦しんだものの、昨年秋に打率.364を記録すると、今シーズンは5割を越えている。打てる内野手としてプロの需要は高そうだ。

 

 ドラフト候補の慶大エース・白村が6安打2失点で完投し、今季初勝利を挙げた。

 「真っすぐが走っていた」と140キロ台中盤の直球で押した。3、4回に1点ずつ失ったが、5回以降は立ち直り、わずか1安打に封じた。今季はこれまで3試合に先発したが2敗を喫し「この1カ月は歯がゆかった。考えすぎていた」。この日は思い切り腕を振り、10三振を奪い「思い通りに投げられました」とホッとした様子だった。

 法大・西浦直が先制の満塁弾を放ち試合を決めた。

 0―0で迎えた7回。無死満塁で甘く入ってきたスライダーを左翼席へ。この回、打者11人の猛攻で7点を奪う口火を切った。3月に右膝を痛めた影響もあり、今季はここまで17打数4安打、打率・235と低調だったが「当てに行くのではなく、しっかり振ろう」と開き直った。自身初のグランドスラムに「試合を決める一発を打ててうれしかった」と満面の笑みだった。

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