上武大・三木亮選手が本塁打、千葉ロッテが評価、1年生鈴木稜也投手が2安打完封

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 大学野球選手権3日目、上武大vs天理大の試合は上武大が三木亮選手の満塁ホームランなどで10点を奪い、コールド勝利を収めた。

 三木選手は175cmと小柄だが遊学館高校ではその守備力と高校通算30本塁打の長打力で、遊学館高校歴代NO1の遊撃手として評価されていた。この試合でも6回に先制となるタイムリーヒットを放つと、8回には大学野球選手権通算700号となるホームランを満塁の場面で放った。

 この活躍に千葉ロッテの永野チーフスカウトは「打撃も守備も雨の中でしっかりしていたのは見事。ツボにはまるとパーンと打てる。悪条件でも失投を見逃さない。お見事です」と評価している。千葉ロッテは東洋大出身の鈴木大地選手と東北福祉大出身の根本俊一選手がセカンド、ショートに定着し層は厚くなっているものの、西岡選手が抜けたときに遊撃手に不足した事からも、さらに層を厚くする可能性もある。

 また上武大は1年生で拓大紅陵出身の鈴木稜也投手が先発し、8回2安打5奪三振、79球で完封した。鈴木投手は186cmの長身投手でサイドスローからのシンカーが武器、この日は「ふだんは三振を取りにいくんですが、今日は雨の中だったんで、打たせてとる投球にしました」と話し省エネ投球となった。

 度胸があり大舞台にも物怖じしない1年生投手、最速142km/hだがシンカーを磨いてゆけば、潮崎投手や高津投手のように高い評価でプロ入りする可能性もありそうだ。

 打球を目で追いながら、三木は右手で小さくガッツポーズを作った。「狙ったわけではないですが、甘いボールがきたら振り抜いていこうと思っていました」。8回、6点差としてなおも1死満塁。直球を軽々と叩き、自身初の満塁弾を左翼スタンドへ。大会通算700号アーチが初の4強入りを後押しした。

 174センチ、76キロ。決して大きくない体に秘めたパンチ力が魅力のひとつだ。満塁弾を見届けたロッテ・永野チーフスカウトは「ツボにはまるとパーンと打てる。(雨の)悪条件でも失投を見逃さない。お見事です」と評価。守備でも、遊撃手として4度のゴロを完璧に処理。「きちんと守ればリズムも出てくる」。初登板だった1年生右腕・鈴木稜也の8回2安打完封をアシストした。

上武大・三木メモリアル満弾で4強  - デイリースポーツ:2013/6/14

  悪条件にも走攻守に安定したプレーを披露した。雨の人工芝で球足が伸びることを計算すると同時に、送球も腕の振りを弱くして制球を意識。内野陣が5失策した天理大とは対照的に、4度の遊ゴロを無難にさばいた。コールド勝ちを呼び込んだトドメの一発では、高めの直球を「しっかり振り抜いていこうと思った」というスイングでパンチ力をアピールした。

 ロッテの永野チーフスカウトは「打撃も守備も雨の中でしっかりしていたのは見事。ツボにはまればパーンと打てる」と評価。初の4強入りに貢献した三木は「自分たちを信じてやっていけば目標の日本一は可能だと思う」と力強かった。

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