亜細亜大、ドラフト候補選手が活躍も全国制覇にあと一歩届かず

九里亜蓮, 亜大, 山崎康晃, 藤岡裕大, 水本弦, 諏訪洸, 北村祥治

 大学野球選手権、敗れた亜細亜大学、決勝のマウンドを託されたのは3年生・山崎康晃投手だった。

 山崎投手は140km/h前後の切れのあるストレートで5回まで1失点と疲れはあるもののまずまずの投球を見せていた。しかし6回、突然制球を乱し2四死球を与えるとタイムリーヒットを浴びて降板した。

 終盤から九里亜蓮投手へつなぐ事を考えていたようだが、突然の乱調に急遽登板した1年生・諏訪洸投手が満塁ホームランを浴びてしまう。その後、九里投手が登板すると3回2/3を1安打3奪三振で無失点に抑え、チームも1点差まで追い詰めたものの勝ち越すことはできなかった。

 打線では1番、藤岡裕大選手が3安打、北村祥治選手が2安打、1年生の水本弦選手が2安打2打点と10安打を浴びせ5点を奪った。しかし全国制覇をする事はできなかった。リーグ戦では2011年秋から4連覇を果たしている。しかし2011年明治神宮大会は愛知学院大の浦野博司投手に抑えられ、昨年の全日本選手権では東浜巨投手を擁しながらも決勝で早稲田大の1年生・吉永健太朗投手に抑えられ、昨秋は桐蔭横浜大の小野和博投手に完封された。全国4度目の挑戦も阻まれた。

 リーグ戦4連覇中とはいえ、全国を制せなければ東都の王者としてはまだまだだだろう。しかしこの敗戦でドラフト候補が揃う亜細亜大は益々強くなると思う。九里亜蓮投手や嶺井博希選手など今年のドラフト候補にとって、また山崎康晃投手など来年以降のドラフト候補にとっても、この夏は重要になる。

 亜大は2年連続で決勝で涙をのみ、またしても日本一を逃した。6回1死満塁から痛恨の逆転満塁弾を浴びた2番手の1年生左腕・諏訪は「内角低めに直球を投げようと思ったが(コースが)甘くなった」と声を詰まらせた。

 先発した山崎と2枚看板の九里を7回から登板させようとした生田勉監督は「全ては僕の継投ミス。九里をまだ用意させてなかった。彼らに申し訳ない」と謝罪した。打線は3回まで3点を挙げたが、その後は沈黙。9回に3連打で2点を返す意地は見せた。だが、あと1点が遠く指揮官は「4点目が取れず流れを相手に渡してしまった」と振り返った。


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