東京六大学秋季新人戦、立教大が佐藤拓也選手のマルチヒットなど強さ見せる、慶大は敗退

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 昨日、早慶戦でリーグ戦が終了した東京六大学リーグ、この日は新人戦が行われた。

立教大に勢い

 リーグ戦で2位に躍進した立教大は東京大と対戦すると、1番センターの浦和学院出身・佐藤拓也選手が3打数2安打1打点と活躍を見せた。リーグ戦でも14試合に出場して打率.333を記録するなど、リードオフマンとして定着をしている。昨年高校野球で注目選手として活躍し18Uでも活躍を見せた佐藤選手が、順調に成長を見せている。2016年のドラフト候補となる。

 この日は1年生で既にエースとして活躍している沢田圭佑投手や2年生の齋藤俊介投手は登板しなかったものの、182cmの本格派右腕1年生・小林昌樹投手が登板した。他にも2年生の大城滉二選手や1年生の田村伊知郎投手など期待の選手が揃い、立教大の勢いを感じさせる。

慶大は停滞

 早稲田大vs慶大の試合では早稲田大の1年生・吉野和也投手が慶大を6安打5奪三振で完封した。吉野投手は日本文理高校出身の187cmの大型投手で、アンダースローから120km/h台のストレートを投げるが、インコースに強気に攻めて慶大の打者を打ち取った。リーグ戦で1年生ながらセンターのレギュラーポジションを獲得している中澤彰太選手、昨年に作新学院でプロ注目選手だった石井一成選手がヒットを放ち、さらに早慶戦1回戦で2打点の活躍を見せた2番の重信慎之介選手が2盗塁を決めるなど活躍を見せた。

 一方慶大は谷田成吾選手が4番に座ったものの得点を挙げられずに完封負け、早慶戦で2連敗した流れのままに敗れた。

 吉野和が6安打5奪三振1四球で完封した。日本文理2年時に上手投げからアンダースローに転向した1メートル87の長身右腕は「完封は(投げ方を)変えてから初めて。先発もできるところをアピールしたかった」と119球の快投に胸を張った。8回1死二、三塁では内角直球を続けてピンチを脱して「気持ちで負けたらダメだと思った。自分の一番いい球を思い切り投げた」と納得の表情だった。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
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