亜細亜大がキャンプイン、ドラフト1位候補・山崎康晃投手が3月1日の福岡ソフトバンク戦に登板

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 昨年の明治神宮大会覇者・亜細亜大学が鹿児島県でキャンプインした。エースでドラフト1位候補の山崎康晃投手は、3月1日に行われる福岡ソフトバンク2軍との交流戦で登板する予定となっている。

 

新球をテストへ

 山崎康晃投手は東浜巨投手、九里亜蓮投手に続く先発として、またリリーフとしてもチームの勝利に貢献し、日米大学野球でも防御率0.00を記録してMVPとなり、今年のドラフト会議では広島が頭一つ出ていると評価する右腕投手。

 151km/hの速球に加えフォーク、スライダーが武器となっていたが、今年は高校時代に投げていたナックルを再び投げ始め、さらにチェンジアップの習得にも取り組んでいる。山崎投手は「実戦で試したい」と福岡ソフトバンク戦でその球をテストするようだ。プロを相手にどんなピッチングを見せるのか、スカウトの注目度も高いだろう。

 

全てを背負うか

 一昨年までの大エース・東浜巨投手が抜け、昨年のエース・九里亜蓮投手とチームの中心だった嶺井博希捕手が抜ける。山崎康晃投手も1年生から活躍しており二人のエースの系譜を継いでいるものの、チームにとっては2番手投手や捕手、チームの中心となる選手の台頭がなければ一気に降格の危機に陥るのが戦国東都リーグの厳しさだ。

 2番手投手候補としては、同じく今年のドラフト候補で188cmから151km/hを投げる薮田和樹投手に期待をしたい。リリーフで実績もまだ少ないが、神宮球場で見せた151km/hはスタンドを湧かせた。さらに昨秋のリーグ戦で駒大を完封した3年生の花城直投手も期待が高い。182cmから148km/hを記録し、八重山高校時代もプロ注目の投手だった。

 チームの中心では3年生の藤岡裕大選手に期待がかかっていたが腰痛のためキャンプに参加できず、春季リーグ戦は厳しいかもしれない。同じく3年生の北村祥治選手や2年生の水本弦選手が中心となれるかに注目したい。また藤岡選手の穴には、1年生で広島・野村監督の長男・ 野村颯一郎選手の名前も挙がっている。藤岡選手や水本選手が1年生から活躍を見せたように、1年生で活躍する選手が出てくるかどうかが鍵となりそうだ。

 捕手については嶺井博希選手の存在が大きく代わりとなる選手が見つからない。競争で穴を埋めてゆきたい。

 

広島野村監督長男、亜大開幕先発も - ニッカンスポーツ紙面:2014/2/17

 

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yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
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