東北楽天・松井裕樹投手、フリー打撃登板で制球乱すも他球団警戒

東北楽天ルーキーニュース

 東北楽天のドラフト1位・松井裕樹投手はフリー打撃に登板し、初めてプロの打者を相手に投げた。しかし50球中22球がボールと制球に苦しんだ。

 

点数は付けられない

 最初に対戦したのは左の聖澤選手、24球を投げたものの6球連続ボールなど14球がボールと制球を乱した。また牧田選手には26球を投げてボールは7球、しかしサク越えは3本と、細かい制球まではまだまだという感じだった。

 松井投手は「見ての通り。点数は付けられません。良かったのは打者に投げられたというところ。」と話した。防球ネットやマウンドの傾斜などいろいろと環境が違ったところもあったが、フリー打撃というものもこれが初めて、勝手が分かってくればまた違った結果になるだろう。

 

他球団は警戒

 しかしこの日はストレートのみで伝家の宝刀・スライダーは投げなかった。そのストレートについても東京ヤクルトの衣川スコアラーは「牧田には打たれたけど落ち着いていた。スライダーが入れば変わってくる」と話し、福岡ソフトバンクの橋本スコアラーも「球筋がきれい。縮こまらず、腕を振れるのがすごい」と話した。

 星野監督もボールが続いたにも関わらず、思い切り腕を降り続けたことについて、「あれだけ腕が振れればいい方」と話している。ストレートの制球は甲子園の22奪三振のときでも高めに浮いたりしていた。しかし、スライダーと交わったとき、この高めのストレートがボール球ではなくなってくる。そういう投手なのだと思う。その投球がプロに通用するかを試すため、まずは細かいコントロールよりもストレートの腕の振りを意識して欲しい。

 

 「見ての通り。点数は付けられません。良かったのは打者に投げられたというところ。次はしっかりストライクを投げることを意識したい」

 投球前、自身の左側と前方にある防球ネットの位置を修正したが「やりにくさは多少あった」という。ブルペンとマウンドの傾斜の違いにも対応できず、初めてプロの打者に対する力みも重なって何度も高く浮いた。

 ネット裏で見つめたヤクルト・衣川スコアラーは「牧田には打たれたけど落ち着いていた。スライダーが入れば変わってくる」。ソフトバンク・橋本スコアラーも「球筋がきれい。縮こまらず、腕を振れるのがすごい」と警戒は緩めなかった。

 星野監督も「初めて打者を立たせて(対戦して)あれだけ腕が振れればいい方」と内容についてはおとがめなしだ。実戦初登板として先発予定の巨人とのオープン戦(23日・那覇)に向け“ほろ苦デビュー”をバネに調整を進める。

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