元オリックスの辻捕手が国士舘大コーチに就任、ドラフト候補・島袋陽平捕手を育てる

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 昨年オリックスを戦力外になった辻俊哉氏が、アマ指導資格回復試験を受けてアマチュア野球の指導の認定を受け、母校の国士舘大のコーチに就任する事が決まった。

 

国士舘大出身

 辻俊哉選手は甲府工業から国士舘大に進み、2001年に千葉ロッテからドラフト5位で指名された。1年目から1軍で41試合に出場したものの、里崎選手、橋本選手と捕手が充実していた事もあり3番手捕手としてベンチ入りするも出場機会は少なかった。2007年にオリックスに移籍してからも控え捕手としてチームを支えたが、2009年に25試合に出場したのが最多で、2013年に戦力外となった。

 その後、アマチュア野球指導者の道に進むために、アマチュア指導資格回復研修に参加して資格回復の認定を受けると、母校の国士舘大でコーチに就任する事がきまった。まだ34歳、プロで12年控え捕手ながらもチームを支えてきた選手だけに、アマチュア野球の指導者としての活躍が期待される。

 

島袋陽平捕手

 今年、国士舘大には大型捕手としてプロが注目している捕手がいる。島袋陽平選手は糸満高校時代に興南の島袋洋奨投手からホームランを放つなど、沖縄NO1スラッガーと評価された選手で、183cmの大型捕手。遠投120mの強肩でセカンドまでのスローイングが1.8秒台を記録する。まずは島袋選手を捕手として育て上げる事が仕事になりそうだ。

 他にも新4年生に池原有投手、また1年生でも昨年、村上桜ヶ丘高校で活躍した194cm右腕・椎野新投手などが加わり、東洋大や立正大、専修大、日大などのいる東都2部でも注目されるチームとなりそうだ。

 

 日本学生野球協会はこの日、辻氏を含む学生野球資格回復の適性認定者225人を新たに発表。プロ側とアマ側がそれぞれ設ける研修制度によって高校・大学の指導が可能となった元プロ関係者は433人となった。辻氏は昨年10月にオリックスから戦力外通告を受けた後、学生資格の研修を受講。指導者転身に意欲を示していた。

 旧制度では大学を指導するためにプロ退団後2年間のブランクが必要だったが、新制度によって引退即就任が実現。永田昌弘監督(56)を支えながら、つい数か月前までプロの舞台でしのぎを削っていた経験を生かし、今秋のドラフト候補・島袋陽平捕手(3年)らへの熱い指導も期待される。2010年秋以来となる1部昇格を目指すチームにとって、大きな起爆剤となりそうだ。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
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