早稲田大・小野田俊介選手が10号ホームラン、竹内諒投手が6回9奪三振

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 東京六大学の早稲田大vs東京大の試合は、早稲田大が14-0で大勝した。早稲田大は6番ライトで出場したドラフト候補の小野田俊介選手がリーグ通算10号となるホームランを放ち、先発した2年生の竹内諒投手が6回1安打9奪三振の好投を見せた。

通算10号ホームラン

 小野田俊介選手は高校時代は早稲田実業の4番&エースとして活躍し、早稲田大学に進学してからは外野手に専念して3年まで8本塁打を記録した。2013年11月に右膝前十字靭帯再建手術を受け、本格的に練習を始めたのは2月からだったが、先週の立教大戦でライトで復帰すると9号3ランホームランを放ち、この日は2回に10号ソロホームランを放った。

 東京六大学では2ケタホームランを記録したのは慶応大・伊藤隼太選手(阪神、2011年ドラフト1位)となる。現役では昨日の試合で同じ早稲田大の中村奨吾選手が9号ホームランを放ち並んでいたが、これで現役選手で単独1位となった。

 小野田選手にはプロのスカウトも注目しており、巨人のスカウトが有原航平投手、中村奨吾選手と共に名前を挙げている。先日の記事では外野手という事もあり社会人に進んでからプロ入りしそうというように書いたが、右のスラッガーはプロが求めているタイプであり、球速140km/h以上を記録する強肩でもある。早稲田大の選手として下位で指名するのは難しいかもしれないが、小野田選手が希望すればドラフト会議で指名される可能性がある。

 

2戦目先発に定着

 また投げては先発した2年生・竹内諒投手が6回を投げて1安打9奪三振1四球で無失点に抑える好投を見せた。竹内投手は今季2戦目の先発を任され、法大戦で4回4回1/3で2失点、立大戦で4回2安打1失点で勝ち星は無かったが、最速148km/hを記録していた。

早大・岡村監督は「3カードめでだいぶ慣れてきたのか、安定感が出てきたね」と成長に目を細めている。2戦目の先発候補だった吉永健太朗投手がまだ調子が上がらず課題の一つだったが、大型左腕が登場し一気に優勝戦線にのし上がってきた。

 竹内諒投手はこのまま成長すれば、2年後のドラフト会議では今年の明大の大型左腕・山崎福也投手のように注目される投手になる。

 

 連敗阻止に必死の東大の前に、6番・小野田が立ちはだかった。二回に通算10号左越えソロ。「打点は意識するけど、ホームランは意識していない。使ってもらっているので、積極的に長打を狙っている」と冷静に振り返った。昨年11月に右膝前十字靭帯(じんたい)再建手術を受けたが、スタメン起用の28日の立大戦でも今季1号。持ち前の長打力でチームを引っ張る。

 小野田が復活を印象づける節目の特大弾を放った。2回の第1打席で真ん中直球を捉え、左翼席の中段まで運んだ。現役単独トップの10号ソロに「ずっと使ってもらって積み重ねた結果」と胸を張った。昨秋リーグ戦後に左膝を手術、実戦復帰は4月13日の法大戦から。「打席ではもう問題ない。(次の)明大戦でも大事な場面で打ちたい」。4季ぶりの優勝へ、頼れる主砲が帰ってきた。

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