平成国際大・佐野泰雄投手に6球団13人のスカウト、北海道日本ハム、千葉ロッテが評価

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 関甲新大学リーグでは決勝リーグ戦が行われ、平成国際大vs常磐大の試合では、プロ注目の佐野泰雄投手が8回までノーヒットノーランを続けるピッチングを見せた。

9回で降板

 佐野泰雄投手は177cmの左腕投手で最速148km/hの速球を投げる。この日は球速は142km/hだったが、威力のあるストレートをインコースに投げ、スライダー、チェンジアップで空振りを奪い、8回まで9奪三振を記録した。また3つの四死球を許したものの8回までノーヒットノーランを継続した。

 しかし、次の試合が11日、12日に行われる日程となっており、ノーヒットノーラン目前ながら8回までで降板した。佐野投手は「一番はチームが勝つこと。」と自身の記録よりもチームの勝利を選んだ。

 これでリーグ通算28勝となり、白鴎大の仲尾次オスカル投手(現ホンダ)の持つリーグ記録に並んだ。

 

6球団13人のスカウト視察

 この試合には6球団13人のスカウトが視察に来ており、北海道日本ハムの山田GMは、「直球も変化球も制球が良くてまとまっている。貴重な左腕で上位候補」と話すと、千葉ロッテの諸積スカウトも「馬力があって下柳さんみたいなタイプ」と評価した。

 佐野投手はリーグ戦で28勝を挙げているものの23敗を喫している。しかし今季はリーグ戦の方式が変わったものの、白鴎大や常磐大と争った栃木・埼玉・茨城地区リーグ戦で3勝0敗、これで4勝0敗と勝ち星を延ばしている。

 リーグ戦でのこれだけの登板機会で、投球術も含めて洗練された左腕投手になっているようだ。埼玉西武が地元の逸材として上位候補に挙げる他、オリックスも候補に挙げるなど、なぜかパリーグの球団の情報が目立つ。武田勝投手や帆足投手のようにパリーグの強力な打者をテクニックで抑える投手として見られているのだろう。

 ドラフトでは2位、3位で指名される事になりそうだ。

 日本人の父とタイ出身の母を持つパワフルな左腕に、プロ側の視線も熱い。「直球も変化球も制球が良くてまとまっている。貴重な左腕で上位候補」と日本ハムの山田GM。ロッテ・諸積スカウトは「馬力があって、下柳さん(元阪神)みたいなタイプ」と評した。

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