明大・山崎福也投手に11球団視察、6回に崩れるも巨人などが1位候補評価

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 明治大vs法政大の第2戦に、ドラフト1位候補の明大・山崎福也投手が先発し5回まで1安打5奪三振の快投を見せた。6回に崩れて敗戦投手となったが、視察した11球団のスカウトは高い評価をした。

最速146km/hで5回0失点

 山崎福也投手は「調子は挙がってきていると思う」と話す通り、5回までは最速146km/hの速球に、得意のカーブ、スライダーなどで1安打5奪三振で無失点と完璧な投球を見せた。

 しかし6回、内野手が飛球をお見合いしてヒットになってしまうと、2番・代打畔上翔選手のレフトフライをレフトが取れずに2ベースヒットになり1失点、その後、四球を出した後でショートゴロの間に1点、タイムリーで1点と3失点をしてしまう。

 7回も先頭打者に3ベースヒットを浴びた後でタイムリーヒットを浴び、ここで降板した。6回1/3を投げて6安打6奪三振2四死球で5失点という内容だった。

 

プロのスカウト評価

 敗戦投手となったがこの日視察した11球団のスカウトは、評価は高い。巨人の山下スカウト部長は「腕もしっかり振れていた。元々緩急がつけられるし、もちろん1位候補の投手」と評価した。

 今季はこれで4試合目の登板となり、まだリズムを乱してから持ちこたえられないなど実戦不足の面もあるが、徐々に良いものが出てきている。球速は最速149km/hではあるが、カーブ、スライダー等を駆使した変化球を組み合わせた実戦的な投手であり、ストレートで「ものすごい」と感じさせるタイプの投手ではない。

 それでも左腕では今年のドラフトでトップクラスと言って良く、昨年の岩貞祐太投手と同じかそれ以上の評価はできる。長身左腕という事も加味して、球団によっては単独1位指名を狙う所もあるかもしれない。

 不調で先発から外れた開幕時に比べれば「調子は上がってきていると思う」という自覚はある。この日は11球団のスカウトが視察。巨人の山下スカウト部長も「(前半は)腕もしっかり振れていた。もともと緩急がつけられるし、もちろん1位候補の投手」と評価した。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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