東都大学リーグの1部2部入れ替え戦は第3回戦が行われ、6-4で専修大が勝利し1部昇格を決めた。渡辺和哉選手が3試合連続となるホームランを放った。
1部昇格
専修大は昨日に続き1年生の高橋礼投手が先発すると、4回まで8安打を許し3失点といまいちの投球だった。しかし打線は初回に4点を奪うと、4-3と迫られた5回には5番を打つ3年生の渡辺和哉選手が3試合連続となるホームランを放ち6-3と突き放した。
その後は2部リーグで6勝を挙げて優勝の立役者となった角田皆斗投手が5回から登板すると5イニングで7安打を許しながらも5奪三振で1失点に抑えた。角田投手は4年生で最後のシーズンにチームを1部に昇格させる活躍を見せ、大きな置き土産を残して大学を卒業する。
3試合連続ホームランの渡辺選手は、文星芸大附出身で高校3年春に3本塁打を放つなど通算20本塁打のスラッガーで捕手だった。大学では捕手として期待されたものの入学すぐに肩を手術した。そして2年春の国学院大戦で満塁ホームランを放つなど大学でも抜群の長打力を見せており、現在はDHで出場している。
来年に向けて注目しなければならない選手が出てきた。1部でどんな活躍を見せるか来春のリーグ戦に注目したい。
2部降格
一方、青山学院大は先発した2年生の岡野祐一郎投手が初回にいきなり5失点し、エースの福本翼投手が登板すると8回を1安打4四死球5奪三振と好投したものの、5回に浴びた2ランホームランが決勝点となり敗れた。
福本投手はエースとして頑張ったが、最後はチーム降格という厳しい結果となってしまった。また3年生で3番を打ち、来年のドラフト上位候補でもある吉田正尚選手は、初戦、2戦目と2安打を記録、そしてこの日も5打数3安打と気を吐いたが、チームは15安打で4得点とチグハグな攻撃となってしまった。
吉田選手はプロ入りに向けて大切な4年生春を2部でプレーする事になった。既に注目選手になっているため、評価が大きく下がる事は無いが、大きく上げるのも難しくなったと言える。
また青学大は河原井監督が退任を発表した。善波コーチが監督となりチームをの立て直しを図る。
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