立教大・大城滉二選手、リーグ通算100安打は先頭打者ホームラン、千葉ロッテ、横浜DeNA視察

大学野球ドラフトニュース 千葉ロッテドラフトニュース 北海道日本ハムドラフトニュース 2015年ドラフトニュース 横浜DeNAドラフトニュース

 東京六大学では立教大の大城滉二選手が、東大との試合で先頭打者ホームランを放ち、自身のリーグ通算安打を100安打を記録した。この試合ではその後1安打を記録し101安打とした。しかしエースの沢田圭佑投手がノックアウトされるなど、終盤追い上げられる苦しい試合となった。

初スイングでホームラン

 この日の相手投手は、東大の投手だがリーグ屈指の速球派で最速148km/hの山本俊投手、制球力が課題の投手で、第1打席の初球、2球目とボールから入る。そしてカウント2-0からの3球目、142km/hの速球がストライクゾーンに来たところを振り抜き、レフトスタンドに飛びこむホームランを放った。「ストライクが来たら1打席目から振ろうと思っていました」と話し、第1ストライクから行くことを決めていたようで、最高の形での結果となった。

 法政大戦で99安打目を放ったものの、その後、早稲田大とのカードでは3試合13打数ノーヒットに終わった。早稲田大の分析力や、100安打に王手をかけたプレッシャーがあり、「野手がいない所に打とうとしても、30人ぐらいいるように見えた」と話す。ようやく100安打目が出たあと、第2打席でもヒットを放ちリーグ通算安打を101本とした。

 この日は3球団のスカウトが視察に訪れたが、千葉ロッテの諸積スカウトは「バッティングと足は魅力。右打者というのもいいし、即戦力です。」と話し、「松井稼頭央タイプ」と評価すると、北海道日本ハムの遠藤GM補佐も「固め打ちもできるタイプ」と話し、横浜DeNAの木塚スカウトも「自分の間で打てている。2本目のセンター前ヒットもうまく合わせていた。いい選手です。」と好選手として評価している。

 体も大きく無く、肩や守備で大きなアピールは無いものの、打撃センスと足で高い評価を受けている。遊撃手を探している東北楽天が高い評価をしているようだが、どんな順位で指名されるか注目したい。

 

エース打ちこまれ苦戦、東大は宮台康平投手好投

 勝利を収めた立教大だったが、初回に山本投手が制球を乱して4点を奪ったものの、後続の投手には完全に抑えられ、しかも1年時からエースとして活躍してきた沢田圭佑投手が、6回1/3で10安打4失点と打ち込まれ降板した。リリーフした小林昌樹投手がフォークボールを駆使して2回1/3をノーヒット3奪三振に抑え、なんとか5-4の1点差で勝利したが、立教大ナインは勝利後も笑顔は無かった。

 一方東京大は、3番手のアンダースロー・三木豪投手が120km/h台の球速だが立教大打線をほんろうして3回をノーヒット2奪三振、そして8回から登板した2年生左腕の宮台康平投手は2回を投げてノーヒット、キレのある最速144km/hの速球で2つの三振を奪うなど、立大打線を圧倒した。

 東京六大学ではこの日、早稲田大vs法政大の試合も行われたが、2試合を通じて最も良かった投手はこの宮台康平投手だったと思う。時折抜ける球があるものの、ストレートをインコースに差し込み、そのストレートで空振りを奪える投手で、2年後は注目される投手となりそうだ。

2015年度-大学生内野手のドラフト候補リスト

東京大学のドラフト候補選手の動画とみんなの評価

 

節目の記録は、豪快な一振りで決めた。初回、大城が142キロ直球を左翼席に運んだ。リーグ史上31人目の100安打を自身初となる先頭打者弾で達成し「直球を思い切り振ろうと。ホームランになるとは…」と自身も驚く今季1号だった。

 ネット裏ではプロ3球団が視察。日本ハム・遠藤GM補佐は「固め打ちもできるタイプでしょう」。走攻守そろった右打ちの遊撃手、大城を評価した。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
シェアする
ドラフト会議ホームページ2024 Draft home page

コメント