駒大・今永昇太投手が復活147キロ、中日・落合GMなど10球団スカウト視察

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 駒大の今永昇太選手が昨年秋以来の公式戦に復帰登板、1回を投げて最速147キロを記録し無失点に抑えた。

1回2四死球も無失点

 延長12回、駒大が表の攻撃で1点を勝ち越したその裏、今永昇太投手がマウンドに上る。肩の故障で296日の公式戦登板だったが、初球からしっかりと腕を振り145キロを記録した。その打者にヒットを許しバントでセカンドに進められたものの、スライダーで空振り三振を奪い2アウト、その後、球が上ずって2つの四球で2アウト満塁となったものの、最後はランナーが飛び出してアウト、1回を無失点に抑えた。

 「「久しぶりでどんな投球ができるか、正直不安の方が大きかった。まだ50%くらい、ピンチで力づくになって思い通りにいかなかった」と投球内容について振り返る。しかし肩の故障については「自分の中では軽症、今は何の不安もない」と話した。故障からの復帰登板について、「過去の自分は一回捨てて、新しい自分をつくろうと。進化した自分を見せるため、少しずつ前進してきた」と話し、さらに進化した投球に取り組んでいる。ただでは起き上がらないのがドラフト1位候補と呼ばれる所以だろう。

 

10球団のスカウトが評価

 試合には中日の落合GM、埼玉西武の渡辺SDなど各球団の首脳クラスが訪れた。

○西武・渡辺シニアディレクター:「ドラフト1位候補が投げられたのを見られてよかった」

○横浜DeNA・武居邦生スカウト:「力が入っていたと思う。147キロ出ていたしスライダーもちゃんと曲がっていた。肩は治っている」

○オリックス・早川大輔スカウト:「スピードが戻った。あとは先発でどれだけ投げられるか楽しみ」

○巨人・吉武スカウト:「いいボールを放っていた。肩はもう心配はないでしょう」

○北海道日本ハム・山田スカウト顧問:「力は分かっている。状態が良ければ当然、1位に入る」

○阪神・中尾スカウト:「投げられるだけよくなった。ピッチングはそのうち戻るよ」

 

 一様にケガの影響はなしという評価で、これでドラフト1位の最後のピースがそろい、各球団のスカウトも安心感を漂わせた。ドラフト会議では1位で競合の可能性もある。

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1イニング26球ながら、直球は自己最速に1キロに迫る147キロを計測。ネット裏に集結した10球団のスカウトを安心させた。DeNA・武居邦生スカウトは「常時140キロ台後半。肩は治っている」と話し、オリックス・早川大輔スカウトも「スピードが戻った。あとは先発でどれだけ投げられるか楽しみ」と高評価した。

苦しい復帰戦だった。駒大・今永は1点を勝ち越した十二回に登板。直球は自己最速まであと1キロの147キロを計測。切れは戻り、三振も奪ったが、変化球が浮いて1安打2四球。二死満塁の大ピンチを招いた。最後は、飛び出した走者を挟殺で仕留め、なんとかしのいだ。

 「ピンチの場面でしてはいけないことを反省、整理して同じ失敗をしないようにしたい」。左肩腱板の炎症で、春は登板できなかった。昨秋の明治神宮大会で優勝して以来、約10カ月ぶりの公式戦。「大けがだと伝えられたけど、自分の中では軽症。けがの前の状態をキープするのではなく、進化しないと駄目だと思ってやってきた」と、夏に鍛えてきた。

ネット裏に集結した10球団のスカウトたちもひと安心だ。巨人・吉武スカウトは「いいボールを放っていた。肩はもう心配はないでしょう」と話し、日本ハム・山田スカウト顧問は「力は分かっている。状態が良ければ当然、1位に入る」と改めて高い評価を下した。

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