東都大学リーグでは亜細亜大のドラフト候補・藤岡裕大選手が、リーグ通算100安打を達成した。
1年時から活躍
藤岡裕大選手は岡山理大付出身、高校時代は最速149キロを記録する速球派投手としても知られていた。亜細亜大に入学すると春のリーグ戦でサードのレギュラーを獲得し12試合に出場している。
その後、調子を崩したりという場面もあったものの、昨年秋に打率.380で首位打者に輝くと、今春は打率.333、2本塁打に11打点を挙げる活躍を見せ、この日の試合で3安打を放ちリーグ通算100安打を記録した。「入学前から目標にしてきた。率直にうれしい。泥くさくやった結果が100本になった」と藤岡選手は話した。
ドラフト上位で消える
藤岡選手は足も速く、肩と足、それに痛烈な打球を見せる選手としてプロのスカウトの評価は高い。この日視察した千葉ロッテの諸積スカウトは「肩が強いし足も速い。昨年より体が一回り大きくなって強い打球が打てるようになった。上位でいなくなるのではないか」と話した。
プロ12球団ではサードが穴となっているチームが少なくない。早稲田大・茂木栄五郎選手などとともに即戦力サードとしてドラフト上位で指名される可能性は高い。
7回2死満塁。打者一巡の猛攻のおかげで、藤岡にこの回2度目の打席が回ってきた。高め直球を引っ張った打球が右翼線を破る。2点適時二塁打で、通算100安打を達成し、「入学前から目標にしてきた。率直にうれしい。泥くさくやった結果が100本になった」と笑顔で振り返った。
藤岡100安打 日刊スポーツ紙面 2015/10/8
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