亜細亜大が中日2軍とプロアマ交流戦を行い、最速151キロ左腕の高橋遥人投手が先発すると、最速146キロの速球で6回で8つの三振を奪う快投を見せた。中日・中田スカウト部長は「1位に入ってくる」と大絶賛した。
プロ相手に圧巻投球
高橋遥人投手は常葉橘時代から注目された左腕投手だったが、昨年に151キロを記録してブレークし、今年のドラフト候補左腕として注目されている。
この日は中日の2軍との練習試合で先発すると、左手人差し指のマメをつぶした状態だったものの、最速146キロの速球中心のピッチングを披露、左バッターの外角低めにもしっかりと決まる球を見せていた。
また変化球もツーシーム、チェンジアップでプロのバッターを翻弄し、6回を投げて8つ三振を奪う圧巻のピッチングだった。6回2安打無失点、「しっかり打たせて取ることができた。自信にして継続したい」と自ら話す抜群の投球だった。
1位候補
この試合を視察した中日の中田スカウト部長は「きっちりしたフォームで球速を出してくる。抜群です」と評価、「左右関係なく今年のアマではトップクラス。1位候補に間違いなく入ってくる」と評価した。
今年の即戦力投手候補では、ヤマハの鈴木博志も挙げられるが、JR東日本の田嶋大樹投手、東大の宮台康平投手の左腕2人が今のところドラフト上位候補として名前が挙がる。高橋投手も上位候補に入ってきそうで、田嶋、高橋、宮台の左腕BIG3として注目されそうだ。
ただし1位指名確実になるには、高橋投手はまだリーグ戦での実績が少なく、今年春のピッチングがカギとなる。今年春に1戦目の先発で5カードを投げきり、4勝くらい上げられればその頃には、ドラフト1位候補として呼ばれていることだろう。
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