岐阜経済大・與座海人投手が1安打10奪三振完封、巨人、楽天が評価

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大学野球選手権初出場の岐阜経済大は、エース・與座海人投手が石巻専修大を内野安打1本に抑え、完封勝ちで勝利した。

130キロサブマリン

與座海人投手は173cmのアンダースロー投手で、球速は130キロ前半だが、この日も鋭い腕の振りからキレの良い球を投げ、スライダー、カーブ、シンカーの変化球も織り交ぜた。

5回までノーヒットピッチングを続けたが6回、打ち取ったショートゴロで遊撃手もよく捕って投げたものの送球がそれてセーフとなり内野安打となった。しかしその後もヒットを許さずに10の三振を奪い、9回1安打10奪三振2四球で完封した。

與座投手は1年春よりリーグ戦で登板しリーグ通算20勝を挙げている。1年春はリリーフを任されていたが担当したのは8回の1イニングで、9回には同じ1年生の中野宏紀投手が投げた。中野投手は常時140キロを記録するピッチングを見せ、小森茂監督も「必ずプロが注目する選手になる」と評価していた投手だったが、その1年春の5月にバイクの事故で亡くなった。

チームでは中野投手がつけていた背番号15を永久欠番にし、この日もベンチにある背番号15のユニフォームに触れてナインが守備に散っていった。與座投手も「入学が一緒ですし、中野は自分たちと比べても頭一つ抜けた存在でした。中野の分も、と思ってやってきたので。勝ててよかった。ウイニングボールを届けたい」と話した。

プロスカウトも評価

この日の與座投手の投球に巨人・岡崎スカウト部長は「ほとんどノーヒットノーラン。球自体が良く打ちづらいのが分かる。両サイドのコントロールもいい」と話すと、東北楽天・長島スカウト部長も「制球力が良く、いつでもストライクが取れる。1軍の投手枠に入っても貴重なピースになれる可能性がある」と評価した。

すぐさまプロという評価ではないものの、社会人などで実績を積んでいけば、プロ野球で先発の一角を担うアンダースロー投手になるかもしれない。そんな予感をさせる大舞台での投球だった。

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「入学が一緒ですし、中野は自分たちと比べても頭一つ抜けた存在でした。あいつの分まで投げることが恩返しになる。ウイニングボールを届けたい」

2人は1年春からリーグ戦に登板。与座が八回、中野さんが九回を任されていた。中野さんは直球の最速が140キロ台を掲示し、将来はプロ入りも期待できる好投手だった。与座は「自分たちと比べると頭一つ抜けた投手だった」と振り返る。

スカウト高評価1安打完封 與座 日刊スポーツ紙面 2017/6/7
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